■2022.01.23 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
『中日・鈴木義広スコアラーの話題』
若狭アナ:
これは私、本当に目からウロコでしたね。
鈴木さん(鈴木義広スコアラー)が先週に話をしていたのは「ドラゴンズの課題は出塁率である」と。
ヒットを打つ打率も結構なことなんですが、
フォアボール、あるいはデッドボール、
色々なことで出塁する、これが大事である。
鈴木義広スコアラー:
統計学上、打率を残すなら初球を打て、
出塁率を残すなら初球を見送れ。
という話があったんです。
私の数字好きの魂に火がつきましてね、
2021年シーズンの12球団のチームとしての初球打数というのを調べたんです。
なぜ「打数」にしているかというと故意四球というのがあるんですよ、
申告敬遠、これも一応チームの「打席」に含まれるんですが「打数」にはカウントされません。
初球を見送ろうと思ったけれどもデッドボールになっちゃうこともあるわけですよね。
「ちょっとちょっと、打つ気ないのに当てるなよ」という、
あるいは作戦として初球でバントすることもある。
これは積極的に打つとか打たないということじゃなくて、そういう指示だから。
だから打席から故意四球、申告敬遠、デッドボール、犠打、犠飛、
兎にも角にもチーム全体の初球打数というのを出せば、
そのチームが1年間通じて積極的に打ちにいっているのか、積極的に見逃しているのかが分かるであろうという推測です。
これはなかなかマニアックな数字。
去年、初球打数が最も少なかったチーム。
要するに積極的に1球目から打っていないチーム、これは見事にロッテなんですよ!
「はぁ~!」っと思いましたね。
じゃあロッテがフォアボールを12球団でどれくらい選んでいるかというと12球団2位の498フォアボールを選んでいる。
これは申告敬遠を除いてですよ。
やっぱり初球から打ちにいかなければフォアボールになるっていう確率が高いこと言えると。
出塁率は.320で12球団4位です。
ただ、これね、12球団で比べてるのが若干微妙だなと思うのは、
やっぱりDHがある、ないとか、
ピッチャーの総じてレベルの問題もあるので、
12球団全部まとめていいのかどうかは分かりませんが、とにかく初球打数が1番少ないのがロッテで、
そのロッテはフォアボールを2番目に多く選ぶ498。
出塁率が.320と、
これは12球団で4番目、「おぉ、凄いな」と。
ちなみにですよ、1番初球打数が多いチーム、
「ガンガンいくね!あなた方!」という。
読売ジャイアンツ、結果選んだフォアボールは12球団で7位、そして出塁率が西武と並んで9位。
これね、積極的に打ちにいくベスト3は巨人、阪神、西武の順番なんですね。
出塁率が巨人9位、阪神8位、西武も9位ということで、
「やっぱり打ちにいけばいくほど、ちょっと出塁率が悪くなるのかな?」というのが出てるわけですよね。
これね、全部比例はしていませんでした。
積極的に打ちにいってる割に出塁率が高い球団、例えばヤクルトです。
こういう球団もあります。
じゃぁ問題はですよ、
我が中日ドラゴンズは積極的に打っていっているのか、
あるいはじっくり見ている待つ球、待球作戦に出ているのか、どっちなんだ?
初球打数の数、1番少ないのがロッテでしたね? 中日は何と4位です。
507打数しかありません。
これは12球団でいうと初球打数が少ない球団に入ります。
つまり言うても中日打線はね、そんなね、
初球からなんでも、かんでも飛びついてる訳じゃないよと、
じっくり待つっちゃ待ちますよと。
じゃぁフォアボールの数、出塁率の順位はどうなんだと、初球打ってないんだから。
…どっちも最下位です。
ん? 深刻な問題がどうやら眠ってるようですな、これ。
初球を打つ打たないの話じゃない(笑)
調べた結果、私、余計悲しくなりましたよ、これ。
はぁ~…。
『若狭敬一のスポ音』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。木下拓哉選手と京田陽太選手のサイン入りカレンダーを3名様にプレゼント。「大谷ノブ彦のキスころ濃縮版」は注目の映画について。登坂広臣さんのソロプロジェクトØMIがコメント出演。「らじリク」には水野楓奈ちゃんが電話で登場。お楽しみに! #スポ音 pic.twitter.com/yqIEIZo3ui
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) January 22, 2022
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『中日・鈴木義広スコアラーの話題』
若狭アナ:
これは私、本当に目からウロコでしたね。
鈴木さん(鈴木義広スコアラー)が先週に話をしていたのは「ドラゴンズの課題は出塁率である」と。
ヒットを打つ打率も結構なことなんですが、
フォアボール、あるいはデッドボール、
色々なことで出塁する、これが大事である。
鈴木義広スコアラー:
統計学上、打率を残すなら初球を打て、
出塁率を残すなら初球を見送れ。
という話があったんです。
私の数字好きの魂に火がつきましてね、
2021年シーズンの12球団のチームとしての初球打数というのを調べたんです。
なぜ「打数」にしているかというと故意四球というのがあるんですよ、
申告敬遠、これも一応チームの「打席」に含まれるんですが「打数」にはカウントされません。
初球を見送ろうと思ったけれどもデッドボールになっちゃうこともあるわけですよね。
「ちょっとちょっと、打つ気ないのに当てるなよ」という、
あるいは作戦として初球でバントすることもある。
これは積極的に打つとか打たないということじゃなくて、そういう指示だから。
だから打席から故意四球、申告敬遠、デッドボール、犠打、犠飛、
兎にも角にもチーム全体の初球打数というのを出せば、
そのチームが1年間通じて積極的に打ちにいっているのか、積極的に見逃しているのかが分かるであろうという推測です。
これはなかなかマニアックな数字。
去年、初球打数が最も少なかったチーム。
要するに積極的に1球目から打っていないチーム、これは見事にロッテなんですよ!
「はぁ~!」っと思いましたね。
じゃあロッテがフォアボールを12球団でどれくらい選んでいるかというと12球団2位の498フォアボールを選んでいる。
これは申告敬遠を除いてですよ。
やっぱり初球から打ちにいかなければフォアボールになるっていう確率が高いこと言えると。
出塁率は.320で12球団4位です。
ただ、これね、12球団で比べてるのが若干微妙だなと思うのは、
やっぱりDHがある、ないとか、
ピッチャーの総じてレベルの問題もあるので、
12球団全部まとめていいのかどうかは分かりませんが、とにかく初球打数が1番少ないのがロッテで、
そのロッテはフォアボールを2番目に多く選ぶ498。
出塁率が.320と、
これは12球団で4番目、「おぉ、凄いな」と。
ちなみにですよ、1番初球打数が多いチーム、
「ガンガンいくね!あなた方!」という。
読売ジャイアンツ、結果選んだフォアボールは12球団で7位、そして出塁率が西武と並んで9位。
これね、積極的に打ちにいくベスト3は巨人、阪神、西武の順番なんですね。
出塁率が巨人9位、阪神8位、西武も9位ということで、
「やっぱり打ちにいけばいくほど、ちょっと出塁率が悪くなるのかな?」というのが出てるわけですよね。
これね、全部比例はしていませんでした。
積極的に打ちにいってる割に出塁率が高い球団、例えばヤクルトです。
こういう球団もあります。
じゃぁ問題はですよ、
我が中日ドラゴンズは積極的に打っていっているのか、
あるいはじっくり見ている待つ球、待球作戦に出ているのか、どっちなんだ?
初球打数の数、1番少ないのがロッテでしたね? 中日は何と4位です。
507打数しかありません。
これは12球団でいうと初球打数が少ない球団に入ります。
つまり言うても中日打線はね、そんなね、
初球からなんでも、かんでも飛びついてる訳じゃないよと、
じっくり待つっちゃ待ちますよと。
じゃぁフォアボールの数、出塁率の順位はどうなんだと、初球打ってないんだから。
…どっちも最下位です。
ん? 深刻な問題がどうやら眠ってるようですな、これ。
初球を打つ打たないの話じゃない(笑)
調べた結果、私、余計悲しくなりましたよ、これ。
はぁ~…。
千葉ロッテも実践している…? 中日・鈴木義広スコアラーの出塁率を上げるためのアイデア
中日・鈴木義広スコアラーが明かすドラゴンズ打線の致命的な弱点…?「ここ3年間を見ても12球団でダントツで最下位です」
初球打数に関しては打順の巡りが少ないため、全体の打数自体が他チームと比べて少ないというのもあるかもしれませんねぇ。