中日・落合英二コーチ「野手がいない所での投内連携なんていうのは形だけですよ、僕から言わせたら」　これまで行ってきた春季キャンプでの“当たり前”も改革へ…？

■2022.01.08 CBCラジオ

『若狭敬一のスポ音』

落合英二ヘッド兼投手コーチがCBCラジオに！帰国後、初メディアです！サイン色紙を3名様にプレゼントします！　#スポ音 pic.twitter.com/qsTwRMxydG

— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) January 8, 2022

…

若狭アナ：
落合さん、1点だけ。

僕もキャンプを物凄く、10年以上見てきているんですが、

結構メニューがシステマティックで次の組がブルペンに入ってきたりだとか、

バッティング練習に行かなきゃいけなかったり、

陸上練習場に行かなきゃいけなかったり、

野手との投内連携やらなきゃいけなくって、

傍目から見ると「もっとブルペンを長くやればいいのにな…」と思いながらも、

みなさん実はもう時間割が決まっていて行かなきゃいけないということで、

次々にメニューに行っていたんですけど、

これもひょっとしたら変えようとしています？

落合コーチ：
変えます、変えます。

若狭アナ：
変えるんだ！？

落合コーチ：
何も別に1日投内連携が無くてもいいわけじゃないですか？

若狭アナ：
はい。

そう思っていました、僕も見ていて。

落合コーチ：
毎日、毎日。

若狭アナ：
やっています。

バントも毎日、毎日やっています。

落合コーチ：
緊張感のある練習というのは僕はメインでしかできないと思っているんです。

サブなんていうのはもう本当の流れ。

野手がいない所での投内連携なんていうのは形だけですよ、僕から言わせたら。

若狭アナ：
それ毎日やっていました、今まで。

落合コーチ：
形は大事ですけど、

でも緊張感のある投内連携、

1番ミスが出るのはメイン球場でやる投内連携。

若狭アナ：
確かにそうですね。

ピリピリしていました。

落合コーチ：
ピリピリが今は無いと思うんです。

「おっ…今日メインだ…投内連携…」となってほしいんです。

若狭アナ：
「うわ、監督もいるし…」ということですよね。

落合コーチ：
それくらい緊張感を持っていく、

それを緊張しないためにサブでちょっと形をしっかりやるという。

サブなんてもうほとんど流れ作業になっているので、

そこも時間の作り方もコーチの腕の見せところなんでしょうけど、それもちょっとやっぱり変えて。

何も全てやらないといけなきゃいけないというわけじゃなくて、

今日はこれを集中してやる。

今日ブルペンが無いのであれば、今日はバントゲームを一生懸命やるという。

若狭アナ：
そうかそうか。

そこはまさに5人1組のバントゲームは集中して、

長い時間をある程度ひょっとしたら取って、

ブルペンは今日は無くてもいいから、みんな今日はバントを死ぬ気でやるぞと？

落合コーチ：
当然、そのバント、

走塁も入るし、

内野守備コーチが来てもらっても構わないし、走塁コーチが来てもらっても構わないし。

若狭アナ：
へぇ～！

今までなんか疑いがなかったキャンプのメニューに対して1つ1つ、

「本当にこれいいの？どうなの？」というのを、

もう1回、疑いながらちゃんとメニューを作っていくということですね。

落合コーチ：
そうですね。

だからメニューを今まで通りの当たり前というメニューというのはちょっと変えていきたいなというのはずっとあったので、

「これやるのが普通でしょ」とか「これやるのが当たり前でしょ」、

その当たり前をちょっと取っぱらおうかなと、

思い切ってやろうかなというのはありますね。