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■2022.01.15 Full-Count
2軍首脳陣から「我慢してくれ」 戦力外の4か月前から始めた“プロ人生の終活”
昨季限りで中日から戦力外、現役引退した遠藤一星氏
プロ人生の“終わり”が見えた瞬間、何をすべきか考えた。巻き返しに向けて自らを一層追い込むのはもちろん、現役生活の証しをどう残すか。昨季限りで現役を引退した元中日外野手の遠藤一星氏は「感謝を持って日々を過ごそうと決めました」と言う。戦力外通告に怯えるよりも、ひとりの選手として果たすべき役割を全うした。
7年もプロの世界にいれば、空気や予感には敏感になる。2021年シーズン、中日の外野陣は開幕から積極的に若手が起用されていた。チームの方針や状況を横目で見ながらファームで試合を重ねていたが、一向に呼ばれる気配はない。2軍の首脳陣からは「我慢してくれ」と言われるだけだった。
「あぁ、今年(戦力外が)あるなと。6月くらいに覚悟を決めましたね」
もう32歳。誰もが納得する結果を出せていない以上、世代交代に舵を切られてもおかしくないのは分かっていた。夏を迎え、東京五輪による中断期間が明けても、昇格の声はかからない。そして10月初旬、球団スタッフから「明日、球団事務所に行ってくれ」と伝えられた。4か月前の予感は、奇しくも的中した。
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遠藤一星さん「1軍にいつでも上がれる状態ではいたが、チームの方針だったのでしょうがない。こういう世界というのは分かっている。クビを言われてから一切、未練はないです」
現役引退の遠藤一星さんが選んだ“第二の人生”は…?
6月頃から戦力外を覚悟し、“プロ人生の終活”をはじめたようです。