■2026.04.07 スポーツナビ
「眠れない夜が続きました」スカウト1年目に犯した大失態
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) April 7, 2026
元中日スカウトが明かすドラフト秘話
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「眠れない夜が続きました」スカウト1年目に犯した大失態 元中日スカウトが明かすドラフト秘話
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「だったら白紙にしましょう」忘れられない大失態
スカウト1年目、私は幸運にも1位選手の担当になりました。明野の小山伸一郎です。小山はスピードガンの性能が悪かった当時、普通のピッチャーはいくら速くても140も出ていなかった時代に軽々140キロを超える速球派右腕。ピッチャーになってまだ日が浅いという伸び代も魅力でした。もちろん地元でもありますしね。ですがこの小山の指名を巡って私は大きな失態を犯してしまいました。この年の目玉は青学大の井口資仁で、中日はダイエーとギリギリまで逆指名を争った末に敗れていました。代わりの1位を誰でいこうかとなったときに地元の小山が浮上していたのです。もちろん小山サイドにもそれは伝えてあり好感触を得ていました。この時点では1位は小山、2位はダイエー入りを熱望している九州共立大の柴原洋か東海大相模の森野将彦でいく予定で動いていました。今だから話せるのですが、このとき球団内では「神戸弘陵の玉野宏昌(西武1位)を1位、小山を2位でいけないか?」という話も浮上していました。
「明野の監督に1位は野手になるかもしれないから、そうなった時は小山を2位ということで協力してもらえないか、今すぐ確認してくれんか?」。中田さんにそう言われた私はすぐに監督さんに電話で話しました。「それはどういうことですか?」。「1位でいきます」と話していたのに「2位でもいいですか?」と言っているわけですから、監督さんにしてみたら面白い話ではありません。「話が違うので、だったら白紙にしましょう」。2位指名に協力してもらうどころか、私は真逆のことを言われてしまったのです。
携帯電話も持たせてもらっていない時代ですから、私は急ぎ中田さんの自宅に電話で事の次第を報告。電話口でものすごく怒られました。「そんな大事な事を電話で話すとは何を考えとるんや!!」。電話を切った後、すぐに学校のある三重県松坂市まで行きましたが、監督には会ってもらえず門前払い。そこから1カ月間、毎日通い続けましたが会っていただけない。眠れない夜が続きました。それでも毎日通いました。毎日通って誠意を見せることしかできないですから。「分かりました。近藤さんを信じます」。最後の最後にそう言っていただけたのは、ドラフトも迫ってきていた頃のことでした。中田さんには「小山の2位はダメです! どうしても1位で行ってください!」とお願いして、最終的に1位が小山、2位が森野という順番に落ち着きました。駆け出しスカウトで学ぶことが多い1年でしたが、この時のことはとても勉強になりました。今でも忘れられないですね。
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