
■2025.10.17 RadiChubu-ラジチューブ-
川上憲伸が語る主砲の影響力。タイロン・ウッズへの警戒から生まれる好機
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フロリダでのすれ違い
2007年の日本一の翌年、シーズンを終えて川上さんは海外FAでアトランタ・ブレーブスに入団しました。
同時にタイロン・ウッズ選手も退団という形になりましたが、川上さんはタイロン選手について「まだまだ全然パワーもありました。できてたと思うんですけどね」と振り返ります。
2009年のスプリングキャンプはフロリダで行なわれていました。ある日、川上さんは日本領事館主催のパーティーに出席するため1泊アトランタへ。翌日フロリダに戻ると、思いがけない来客があったことを知らされます。
スタッフから「昨日、日本で一緒にプレーしてたアメリカ人が来てくれていました」と言われ、誰だろうと考えていると「ウッズ」という名前が。さらに身体がすごく大きな人だったという特徴を聞いて、川上さんはピンときました。
タイロン選手がフロリダに住んでいることを、この時初めて知ったのです。
東京-福岡間の距離を車で
しかし、フロリダとひと言で言ってもその広さは想像以上。フロリダ半島は、日本の本州がすっぽり入るぐらいの大きさだといいます。
川上さんがいたのはフロリダのオーランド、半島の真ん中よりやや上側。一方、タイロン選手は南側の高級住宅街に住んでいたようで、距離にすると東京と福岡ぐらい離れていたのではないかと川上さんは推測します。
それでも車で駆けつけてくれたということは、相当な距離を走ってきてくれたことになります。
タイロン選手は電話番号と「何かあったら連絡をくれ」というメッセージ、そして住所も書き残していきました。
川上さんは後日電話をかけてみましたが、どこかが間違っていたのか繋がらず、結局会うことはできなかったのです。
それでも、あれだけの距離があるにもかかわらず車で駆けつけてきてくれたことが、川上さんにとってはとても嬉しい出来事だったといいます。
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川上憲伸さんが明かしました。