中日・細川成也が感謝している2人

■2025.09.30 中日スポーツ

中日・細川成也と和田コーチをつないだ恩師の”縁”「それでだめだったら、おまえはもう終わりだ」3年前、電話で”最後通告”


　感謝している2人がいる。「ドラゴンズにきて僕を使い続けてくれた立浪さん。和田さんにはけがをしてから『20本、頑張れよ』と言ってもらっていました」。人の縁に時の運。細川がこの3年間でつかんだものだ。

　2022年12月。「成奉さん、実は細川が現役ドラフトで、中日にきます。私も打撃コーチで入ります」。茨城・明秀学園日立高の金沢成奉監督のもとに東北福祉大の後輩である和田一浩さんから電話がかかってきた。金沢監督は後輩の打撃理論に一目置いていた。

　「ベイスターズのときから『細川という面白いやつがいる。おまえのところにいかせるから、1回内緒で見てくれないか』とお願いしていたぐらいでした」

　願いは指導者と選手として実現した。金沢監督は和田コーチに伝えた。「育てられなかったらおまえのせいだからな」。数分後、教え子である細川からも電話がかかってきた。「さっき和田と話した。この縁を絶対につかみ取るんだ。和田を信じてついていけ。それでだめだったら、おまえはもう終わりだ」

　春季キャンプから練習に明け暮れ、レギュラーをつかんだ。点と線はつながった。「高校時代、金沢監督に教えてもらったのはこういうことだったのかと思いました」。そして、当時の立浪監督が辛抱強く起用し続けたから、今の細川がいる。 

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細川選手が感謝です。

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