
■2025.07.28 愛知のニュース【テレビ愛知 ニュース・スポーツ公式チャンネル】 – YouTube
Aクラス目前のドラゴンズ ペナントレース後半戦に巻き返しなるか 元監督の森繁和さんが徹底解説 (2025年7月28日)
プロ野球は7月26日から後半戦に突入します。現在4位の中日ドラゴンズ、後半戦巻き返しなるか。ドラゴンズ元監督の森繁和さんが徹底解説です。
――森さんはこれまでの試合をどのように見ていましたか。
7連勝したときの勢いを、そのまま良い形で金丸(夢斗)につないでほしかったな、と思いました。でも、よくここまで挽回しましたよね。後半戦が始まる前に1つ勝って、勢いをつけたかったですね。
7連勝中の打順が良かった「このままのペースで」
――後半戦がいよいよ始まりますが、森さんはドラゴンズがAクラス入りをするには「7連勝の勢いと戦い方をキープせよ」とのこと。あの時の戦い方は良かったのですね。
もちろん打線がつながっていて、投手陣も頑張っていましたが、勢いは1番からクリーンナップまで、外国人も含めて打線がある程度の勢いがついていましたから、このままのペースでいってほしいと思います。
岡林(勇希)、上林(誠知)の1番・3番は固定に近い。外野手を含めて細川(成也)、上林、岡林はもうほとんど固定ですよね。その後ろで打つジェイソン・ボスラー。このボスラーの得点能力、打点、打率が上がってくれば、上林や細川のあとにいると相手は嫌なんですよね。
そしてキャッチャーの石伊(雄太)がある程度固定されてきました。この流れの中にどうやって2番の田中(幹也)にいろんな技を使った、足を使った、そういう動きをしてもらうかによって変わると思いますね。
打順別打率、2番打者が課題?
このオーダーごとで打率をどれくらい残しているかも見ていきます。各選手の打率ではなく、この打順を任された選手たちの総合の平均打率を示しています。
――2番バッターになった選手の打率の平均は.166ですね。
2番を打つ人の誰が入ってもそうなっているということは、難しいところなんですよね。1番岡林のあと、それから3番上林の前。これをつながなくてはいけない。ランナーを進めたり、そういうバッティングができたり。足も使ったりできるんで、私はこれはこれでいいと思うんです。
それ以外のところのキャッチャーを含めて、打順はそのままの流れの中で、良いときも悪いときもありますが、悪かったら次の日頑張ろうって。そういう状態で、打線はあまり動かしてほしくはないな、という感じですね。
――岡林選手と上林選手が本当に好調だ、と。この1番・3番を「くっつけてしまったらいいんじゃない?」との声も上がっていますが、いかがでしょうか。
それはね、ある程度クリーンナップに近い人たちが3番から6番までにいるんであれば、1番からずっと続けてもいいと思います。でもいまの状態だと、上林は3番、岡林は1番というふうに固定で細川とボスラーに頑張ってもらう。中日のいまのオーダーから考えると、それがいいんじゃないかな、と思います。
新加入の外国人、マイケル・チェイビス選手に注目
そんなドラゴンズの打線ですが、さらに厚みを増しそうなのが新加入の外国人であるマイケル・チェイビス選手の存在です。先日の入団会見では「一番の強みは野球を楽しんでやれること。勝つことが好き、負けることは大嫌い。しっかりプレーをして、チームの勝ちに貢献したい」と話していました。
――井上一樹監督はセカンドかサードを守らせたいとのこと。森さんなら、どの打順で使いますか。
そのままセカンドに田中を置いておくのであれば、そこに入れてもいい。ほかのところを動かさずに、このあとの6番・7番に入れるのか。サードを守るんだったらそのままにしておいて、2番は田中にしておくとか。そんな形で、ほかのところは動かさなくてもいいと思います。
――チェイビス選手を軸に打線を組み立て直すのではなく、いまある打線でセカンドを守るのであれば、チェイビス選手は2番。サードならおそらく7番あたりですね。
そのままね、使ったほうがいいと思います。ほかのところは動かさなくてもいいかな、と。
(2025年7月25日放送「5時スタ」より)
Aクラス目前のドラゴンズ ペナントレース後半戦に巻き返しなるか 元監督の森繁和さんが徹底解説 (2025年7月28日)
プロ野球は7月26日から後半戦に突入します。現在4位の中日ドラゴンズ、後半戦巻き返しなるか。ドラゴンズ元監督の森繁和さんが徹底解説です。
――森さんはこれまでの試合をどのように見ていましたか。
7連勝したときの勢いを、そのまま良い形で金丸(夢斗)につないでほしかったな、と思いました。でも、よくここまで挽回しましたよね。後半戦が始まる前に1つ勝って、勢いをつけたかったですね。
7連勝中の打順が良かった「このままのペースで」
――後半戦がいよいよ始まりますが、森さんはドラゴンズがAクラス入りをするには「7連勝の勢いと戦い方をキープせよ」とのこと。あの時の戦い方は良かったのですね。
もちろん打線がつながっていて、投手陣も頑張っていましたが、勢いは1番からクリーンナップまで、外国人も含めて打線がある程度の勢いがついていましたから、このままのペースでいってほしいと思います。
岡林(勇希)、上林(誠知)の1番・3番は固定に近い。外野手を含めて細川(成也)、上林、岡林はもうほとんど固定ですよね。その後ろで打つジェイソン・ボスラー。このボスラーの得点能力、打点、打率が上がってくれば、上林や細川のあとにいると相手は嫌なんですよね。
そしてキャッチャーの石伊(雄太)がある程度固定されてきました。この流れの中にどうやって2番の田中(幹也)にいろんな技を使った、足を使った、そういう動きをしてもらうかによって変わると思いますね。
打順別打率、2番打者が課題?
このオーダーごとで打率をどれくらい残しているかも見ていきます。各選手の打率ではなく、この打順を任された選手たちの総合の平均打率を示しています。
――2番バッターになった選手の打率の平均は.166ですね。
2番を打つ人の誰が入ってもそうなっているということは、難しいところなんですよね。1番岡林のあと、それから3番上林の前。これをつながなくてはいけない。ランナーを進めたり、そういうバッティングができたり。足も使ったりできるんで、私はこれはこれでいいと思うんです。
それ以外のところのキャッチャーを含めて、打順はそのままの流れの中で、良いときも悪いときもありますが、悪かったら次の日頑張ろうって。そういう状態で、打線はあまり動かしてほしくはないな、という感じですね。
――岡林選手と上林選手が本当に好調だ、と。この1番・3番を「くっつけてしまったらいいんじゃない?」との声も上がっていますが、いかがでしょうか。
それはね、ある程度クリーンナップに近い人たちが3番から6番までにいるんであれば、1番からずっと続けてもいいと思います。でもいまの状態だと、上林は3番、岡林は1番というふうに固定で細川とボスラーに頑張ってもらう。中日のいまのオーダーから考えると、それがいいんじゃないかな、と思います。
新加入の外国人、マイケル・チェイビス選手に注目
そんなドラゴンズの打線ですが、さらに厚みを増しそうなのが新加入の外国人であるマイケル・チェイビス選手の存在です。先日の入団会見では「一番の強みは野球を楽しんでやれること。勝つことが好き、負けることは大嫌い。しっかりプレーをして、チームの勝ちに貢献したい」と話していました。
――井上一樹監督はセカンドかサードを守らせたいとのこと。森さんなら、どの打順で使いますか。
そのままセカンドに田中を置いておくのであれば、そこに入れてもいい。ほかのところを動かさずに、このあとの6番・7番に入れるのか。サードを守るんだったらそのままにしておいて、2番は田中にしておくとか。そんな形で、ほかのところは動かさなくてもいいと思います。
――チェイビス選手を軸に打線を組み立て直すのではなく、いまある打線でセカンドを守るのであれば、チェイビス選手は2番。サードならおそらく7番あたりですね。
そのままね、使ったほうがいいと思います。ほかのところは動かさなくてもいいかな、と。
(2025年7月25日放送「5時スタ」より)
森繁和さんと福留孝介さん、一緒に釣りへ
森繁和さん、小笠原道大さんが“中日次期監督候補だった”ことについて語る
森繁和さんが言及です。