
■2025.07.22 webスポルティーバ
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ロッテ・寺地、DeNA・松尾、中日・石伊 伊東勤が球界の未来を担う「打てる捕手」候補の3人を分析
【ルーキーだけど経験は豊富】
── 伊東さんが2019年から3年間ヘッドコーチを務めた中日でも、フレッシュな捕手が出現しました。石伊雄太選手です。
伊東 近大高専から近大工学部、日本生命を経てプロ入りしたように、即戦力としてもともと高い評価を得ていました。社会人時代は、日本生命出身の福留孝介に打撃を指導されたらしいですね。
── 思いきりのいいスイングで、強い打球を飛ばします。
伊東 6月11日の楽天戦では1試合5安打をマークしています。なかなかできることではないです。
── 強肩でもあります。
伊東 遠投115メートル、送球速度147キロ、二塁送球1.8秒らしいですね。社会人も名門出身ですから、そのあたりは鍛えられていますし、ルーキーとはいえ経験豊富な捕手だと思います。
── リード面はいかがですか。
伊東 7月2日のDeNA戦で、同じくルーキーの金丸夢斗がプロ入り最長となる7回、118球を投げるも、初回の3失点が響いて敗れました。金丸が「初回からもう少し緩急を使えばよかった」とコメントしていましたが、一軍で試合に出続けることで学ぶことはたくさんあります。リードにしても、もっとよくなっていくと思います。
── 中日には木下拓哉選手や宇佐見真吾選手といった捕手がいます。
伊東 木下は5月末に左太ももを負傷してしまいました。ただ、ここまでの石伊の働きを見ていると、木下が復帰したとしてもチャンスは多いでしょう。高橋宏斗をはじめ中日は好投手が多く、広いバンテリンドームを本拠地としており、守り勝つ野球が信条のチームです。そのチームの司令塔として、試合をつくっていってもらいたいですね。
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中日・大野奨太コーチ、ドラフト4位・石伊雄太へ「今日は完封するくらいじゃない勝てないぞ」
中日ドラフト4位・石伊雄太「結果が出ているのでいいのかもしれませんが、自分的には絶好調だとは思わないです」
石伊捕手への評価です。