
■2025.06.16 CBC MAGAZINE(CBCマガジン)
“伝説のサブマリン”山田久志氏が岡林勇希&上林誠知の“バヤシコンビ”、井上竜のエース松葉貴大の好調の秘訣をレジェンド解説 石川昂弥には愛ある激励も
1回裏の守りをレジェンド解説。松葉のキャラ変に山田さん驚き
―先発・松葉貴大投手の今シーズンの活躍を山田さんはどう見ている?
山田氏:いやぁ、よくやってるんじゃない。安定感もあるしね。勝ち星も挙げているから自信になっていると思うんだけど。
―松葉投手は春季キャンプの取材で「今年は俺だ!」と堂々宣言。宣言どおりの活躍を見せている。
山田氏:そうかねぇ(笑)。松葉はこんな男だったかなぁ。なんかイメージが急に変わったんだけど(笑)。でも結果を出してるからね。
―今シーズンの松葉投手はチームトップを争う投球回を誇る。
山田氏:去年ぐらいまでは5回、6回まで頑張ってくれたら十分という評価だったんですけど、もっと投げていけるという格好を作りあげましたよね。
―松葉投手は「ここ最近はゲームを作れているのでゲームメイク、粘りのピッチングを見てほしい」とコメント(リポーター情報)。先頭打者を村松選手のエラーで出塁させ1死2塁のピンチ。
山田氏:松葉投手はどちらかと言えば打たせて取っていくピッチャーなんで、野手にしっかり守ってほしいよね。こういうところで松葉が抑えてくれたらあのミスが帳消しになる。それがチームとして良い状況になっていくんで、ここが頑張りどころだね。投手と野手の助け合いがなければ上がっていけませんから。
―松葉投手は「ストレートの球速が落ちてしまったが変化球の球速と似ている分、打者を惑わせている」と自己分析
山田氏:なるほど、それは非常におもしろい表現ですね。私も実は同じことを考えた時期がありまして。私は真っすぐとシンカーとカーブの3種類だったんですけど、どうしてもストレートの球速が落ちてきたんですよね。その場合シンカーの球速まで落とさないように。効果はありましたね。松葉はストレートをガンガン投げてくるピッチャーじゃないので、できるだけ真っすぐとカットボールの球速に差がない方が打ちにくいでしょうね。ことしはカットボールを上手に投げている。カットボールとストレートの球速が近づいているのが今年の一番大きな違いです。ツーストライクに追い込んだらアウトコースにチェンジアップやツーシームを投げると打者はなかなか打ちにくいですよ。
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山田久志さんが中日ドラゴンズで断行したチーム改編「そういうのをやれるのは(中日OBではない)私しかいなかった」
山田久志さん「私は声を大にして言いたい。左打者が打ちにくい右投手がいるはずじゃないかって」
山田久志さんが語りました。