中日・山井大介コーチ、高橋宏斗の悪送球について語る

■2025.05.18 中日スポーツ

思い出される“去年の神宮”…中日・高橋宏に二塁送球への強いコンプレックス 山井コーチ「反復練習しかない」


　ミスは誰にでもある。だが、高橋宏にとっては「またも」となる。本人が口にした「去年の神宮」とは昨年5月5日のヤクルト戦。シーズン初勝利を完封で飾る寸前だったが、9回に何と2者連続で投ゴロからの二塁悪送球。完封どころか完投まで逃した経験がある。

　「苦手意識があるんです。横から投げるのはかまわない。でも少し遅くなってもいいから、足を動かして、ステップを踏んで投げなさいと。やはり（併殺を取りたいという）焦りが出るんですね」

　山井投手コーチが言ったように、二塁送球への強いコンプレックスがある。7イニングを1失点。よく投げた。だが、残念ながら今の攻撃陣ではその1点が致命傷となる。送球だけではない。残った二走は高橋宏にはけん制がないと高をくくっており、リードオフは半歩大きく、第2リードへの移行もスムーズになる。

　「試合と同じようなプレッシャーの中でやるのはなかなか難しいですが、それでも反復練習しかありません」

　山井コーチが言った。高橋宏は3月のオープン戦でも二塁けん制で悪送球し、翌日は早出練習を志願した。ミスは出る。次こそ勝つために大事なのは、その鎖をどう断ち切るか。難しくはない。3月と同じように、さあ練習だ―。

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山井コーチが語りました。

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