元中日コーチ・荒木雅博さん、新助っ人・マラーの失点の原因を分析する

■2025.04.15 中日スポーツ

悔やまれる中日・マラーの配球「あと3球ぐらいチェンジアップを続けてもよかったのでは…」3回6失点の原因を分析【荒木雅博の目】


　「マラーはけん制もうまいし、打たれたあとにしっかりとカバーにも行っている」と評した。しかし、巨人に3連勝した広島打線に攻略された。広島に勢いを感じた荒木さんは「カープはストライクを全部打ちにきていましたね」と積極的な打撃を要因に挙げた。

　「広島打線には、やたらファウルを打たれましたね。球威があるからファウルになるんですが、真ん中付近に球が集まってしまいました。最初はチェンジアップも抜けない球が多かったです」と荒木さんは指摘する。

　悔やまれる配球もあったとする。3回の末包への初球は147キロの高めストレートでファウル。2球目はチェンジアップが低めに落ちて、空振り。タイミングは完全に外れており、良い形で追い込んだ。そして次の高め147キロのカット気味のストレートを右前へタイムリーヒットにされた。バットは折れたが、ヒットゾーンへ打球は飛んでいった。

　「立ち上がりからしばらくはチェンジアップがうまく抜けなかった。ストライクも取れなかったんですが、末包の打席ではしっかりと抜けたチェンジアップが良いコースに決まった。タイミングが合っていなかっただけに、あと3球ぐらいチェンジアップを続けても空振りを取れたのではないかと思いましたね」

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マラー投手について分析です。

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