
■2025.03.19 CBCテレビ
「立浪監督の理想が高すぎたのかな」竜の球団トップが語る低迷の理由と今季展望
球団社長としての苦悩
そんな熱烈なドラゴンズファンが、めぐりめぐって球団トップに就任したのは、2021年(令和3年)の春だった。当時は与田剛監督の3年目、そして、それに続いて3代目「ミスター・ドラゴンズ」立浪和義さんの監督就任に尽力した。
しかし、与田監督も成績が上がらず退任し、立浪監督にいたっては、球団史上かつてなかった3年連続の最下位に低迷した。長年ファンとしてドラゴンズを愛してきただけに、吉川さんも個人の思いと責任ある立場の“また裂き状態”に苛まれたのではないだろうか。
「厳しい電話を受けたり、夜も眠れなかったり、つらい部分がありました。外から言いたいことを言って応援している方が気楽でした」
立浪監督なぜ失敗した?
ドラゴンズファンが待ちに待った“切り札”立浪監督は、なぜ結果を残せなかったのだろうか。球団トップの評価は?ファンとして最も聞きたい質問をぶつけてみた。
「今思うと、立浪監督の理想が高すぎたのかな。選手たちに求める技量も、立浪さん自身がすごい選手だったので、『あの人が言うことは絶対だ』みたいになって、逆に周囲が忖度してしまったと思います。ヘッドコーチになった片岡篤史さんは、PL学園時代の同級生なので『違うものは違う』とバランスよく、監督とコミュニケーションを取ってもらうことをお願いしたけれど、それもうまくいかなかった」
その上で、得点力の不足、さらにビジター球場で勝てなさ過ぎたことを敗因として挙げた。同時にそれは2025年シーズンの課題でもある。
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中日・吉川克也球団社長「(球団創設)100年を見据えて、今回は即戦力だけでなく、将来性のある高校生をとってほしいと言った。この8人が100年に向けて、チームを強くしてくれると思っている」
中日・吉川克也球団社長「沢山の良い選手がいながら、巨人の球団社長に言われた、『なぜ、この位置なの?』と」
吉川球団社長が振り返りました。