■2025.01.30 中日スポーツ
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■2025.01.30 中日スポーツ
元スカウトの苦い記憶…中日はなぜ“地元の好素材”イチローを取り逃がしたのか 可能性消えた「3位指名の判断」
ドラフト前日のスカウト会議で決めたのは1位が東北福祉大の斎藤隆(大洋)、外れたら日大の落合英二(現2軍監督)まで。2位以下はあいまいなまま終わりました。なぜなんだろう…。違和感はありましたが、私の予想は「3位は鈴木」。同時に自分が担当していた中村紀洋(大阪・渋谷高)を何とか指名したいと願っていました。
会議当日。私は会場の別室で控えていました。1位は想定内の落合。当時は4位まで一斉入札でした。2位は徳島商の佐々木健一。そして3位は斎藤と同じ東北福祉大の内野手・浜名千広でした。ダイエーと競合し、外れ3位は佐賀学園高の若林隆信。この時点では鈴木も中村も残っています。しかし、若林は投手ながら打撃を評価した左打者。タイプが重なる鈴木を4位でいくはずもなく日立製作所の右腕・若林弘泰を指名しました。鈴木はオリックス、中村も近鉄。終了後の私はひどく憤っていたことを覚えています。
それは直前のスカウト会議で、私を含む多くのスカウトが若林隆をあまり評価していなかったからです。では、なぜ指名したか。ここからは私の推測ですが、当時の編成部長はアマ球界に広い人脈をもっていた。2位以下はそのつながりと合致するのです。反対意見が多かったのであえてあいまいにしたのか、情報が漏れるのを恐れたのか…。いずれにしても、最初から鈴木も中村も指名する気はなかったのかと受け止め、憤ったのです。
もちろん結果がどうであれ、選手に全く非はありません。全てはこちらの問題です。そして、鈴木の可能性を信じ、球団に認めさせたオリックスの三輪田勝利スカウトの大ホームランなのです。中京商(現中京大中京)出身で、スカウトとしての能力だけではなく人柄も素晴らしい方でした。あれから34年。今も心がチクリと痛むと同時に、決定者としての私が「地元」を大切な判断材料とするきっかけとなったドラフトです。
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元中日スカウト・中田宗男さん「縁が無かった『幻の1位』が18年後にやってくる。私にとっては非常に感慨深いトレード成立です」
元中日スカウト・中田宗男さん「よく聞かれる質問があります。『打者のレベルが落ちるリーグ戦で残した結果は信用できるのか?』。答えとしては…」
当時のことを明かしました。