■2024.11.09 RadiChubu-ラジチューブ-
中日OB・彦野利勝が語る!プロ野球契約更改の舞台裏と年俸交渉のリアル
同僚の交渉結果が気になる!?
活躍した年の契約更改について「『どうだろう、ああだろう』って想像しますけどね。ちょっと無理なぐらいの数字を」と、笑いながら振り返る彦野さん。
高田「当時は川又(米利)さんや仁村徹さんの方が先だったら、『徹さんがこれだけアップしたんだから、俺は…』っていう想像はするんですか?」
彦野「もちろん、だいたい同じような立場の人たちの年俸は気になりますよね」
お互いに面と向かってその話はしないものの、微妙なのは交渉の日にち調整。
彦野「どっちが先にやるとか、この辺の探り合いはありますよね」
これはもちろん、後の方がやりやすいそうです。
圧倒的No.1 落合博満
彦野さんが在籍していた当時、中日ドラゴンズには12球団でNo.1の年俸を誇る絶対的な存在・落合博満さんがいました。
彦野「その人がMAXなわけですよ。ここからの話をされるわけですよ、絶対に」
トップに君臨する落合さんを基準に、球団からは「だから、あなたの今のランクでいくといくらなんでしょうか?」という話をされるそうです。
彦野「『君と落合選手の間に何人いるかわかってるかね』とか。そうなると、その人より多くはもらえないわけでしょ。ランクじゃないけど付けられてるわけですよ、勝手に」
長い現役生活の中で「今年は頑張った!」という年はあるもの。
彦野「例えば本当は500万なんだけど、『800万上げてください!』みたいな気持ちはあるわけですよ。それはやり取りして『じゃあもう100万だけ』とか」
球団との交渉の中で、彦野さんの提示額が上がったことは一度だけだと言います。
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彦野利勝さんが明かしました。