■2024.08.17 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
若狭アナ:
草加投手、
地道なリハビリが始まりました。
まずは、もう歩くだけです。
下半身のトレーニングもできるんですが、重りが持てない。
そりゃあそうですよね。
右肘を手術していますから、左手だけだとバランスが悪くなります。
いわゆる自重、
自分の体重だけのスクワットなどの下半身トレーニング。
あとはストレッチ。
スポンジのボールを掴む。
手首をチューブで動かす等など、
それはそれは地味なリハビリが続いていました。
だいたい午前9時に始まって正午に終わる毎日。
午後からは時間があります。
するとフォームを見直したくなりました。
そりゃあそうですよね。
右肘を故障したということは、
何らかフォームに問題があり、そのフォームの問題が、
右肘に結局、負荷をかけパンクしたということですから、
同じ投げ方では、また右肘を傷めるかもしれないので、
フォームを早く直したくなるということで、
この時期、聞きまくったそうです。
しかも同じトミー・ジョン手術をした岩嵜翔投手、田島投手、梅津投手等など、
色々な人にアドバイスを求めました。
すると梅津投手からこんな言葉をかけられました。
梅津:
ちょっと焦りすぎていないかい?
投球フォームはボールがきちんと投げられるようになってからでいい。
まずはしっかりと治して、
そこから一気にフォーム修正にいくのではなく、
指先を含めた投げる感覚を取り戻してからにしよう。
と、梅津投手が優しい言葉で穏やかな口調で、
ゆっくりブレーキを踏んでくれたんです。
草加投手は、この言葉で目が覚めました。
草加:
フォームのことばっかり考えていたんだけれども、
焦らず、まずは体を治すこと、
右肘を直すこと、
そして投げられるところまでリハビリをこなして、
投げられるとなっても、まずはフォームは二の次。
とにかく投げる感覚、指先の感覚を取り戻す。
それが終わってからフォームの修正に取り組もう。
と。
これね、スポ音で以前、石川翔選手の話をしました。
彼もトミー・ジョン手術をしたんですが、
彼のこれまでの軌跡をご紹介しましたが、
手術したんです、リハビリをしたんです。
でもフォームのことが物凄く気になっていたんです。
で、結局、傾斜を使ってのキャッチボールができるようになった時に、
フォームのことを考えて、考えて、考えまくった結果、
また右肘に痛みが走って、
だいたい3,4ヶ月、ざっくり言って半年弱、
また1からリハビリをやり直しているんですよね。
遠回りしちゃっているんですよ。
この焦る気持ちに1回ブレーキをかけることが、とても大切。
梅津投手から、その言葉を受けて、
じっくり治すことに今は集中しています。
『若狭敬一のスポ音』
2対1で勝利!大島選手の同点打!川越選手の決勝アーチ!興奮しました!明日の「スポ音」コラムのタイトルは「ドラフト1位ルーキー草加勝に流れる青い血」です。トミージョン手術からの復活を目指してリハビリの日々を送る右腕の現状をお伝えします。多くの言葉が彼を支えています。お楽しみに!
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) August 16, 2024
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若狭アナ:
草加投手、
地道なリハビリが始まりました。
まずは、もう歩くだけです。
下半身のトレーニングもできるんですが、重りが持てない。
そりゃあそうですよね。
右肘を手術していますから、左手だけだとバランスが悪くなります。
いわゆる自重、
自分の体重だけのスクワットなどの下半身トレーニング。
あとはストレッチ。
スポンジのボールを掴む。
手首をチューブで動かす等など、
それはそれは地味なリハビリが続いていました。
だいたい午前9時に始まって正午に終わる毎日。
午後からは時間があります。
するとフォームを見直したくなりました。
そりゃあそうですよね。
右肘を故障したということは、
何らかフォームに問題があり、そのフォームの問題が、
右肘に結局、負荷をかけパンクしたということですから、
同じ投げ方では、また右肘を傷めるかもしれないので、
フォームを早く直したくなるということで、
この時期、聞きまくったそうです。
しかも同じトミー・ジョン手術をした岩嵜翔投手、田島投手、梅津投手等など、
色々な人にアドバイスを求めました。
すると梅津投手からこんな言葉をかけられました。
梅津:
ちょっと焦りすぎていないかい?
投球フォームはボールがきちんと投げられるようになってからでいい。
まずはしっかりと治して、
そこから一気にフォーム修正にいくのではなく、
指先を含めた投げる感覚を取り戻してからにしよう。
と、梅津投手が優しい言葉で穏やかな口調で、
ゆっくりブレーキを踏んでくれたんです。
草加投手は、この言葉で目が覚めました。
草加:
フォームのことばっかり考えていたんだけれども、
焦らず、まずは体を治すこと、
右肘を直すこと、
そして投げられるところまでリハビリをこなして、
投げられるとなっても、まずはフォームは二の次。
とにかく投げる感覚、指先の感覚を取り戻す。
それが終わってからフォームの修正に取り組もう。
と。
これね、スポ音で以前、石川翔選手の話をしました。
彼もトミー・ジョン手術をしたんですが、
彼のこれまでの軌跡をご紹介しましたが、
手術したんです、リハビリをしたんです。
でもフォームのことが物凄く気になっていたんです。
で、結局、傾斜を使ってのキャッチボールができるようになった時に、
フォームのことを考えて、考えて、考えまくった結果、
また右肘に痛みが走って、
だいたい3,4ヶ月、ざっくり言って半年弱、
また1からリハビリをやり直しているんですよね。
遠回りしちゃっているんですよ。
この焦る気持ちに1回ブレーキをかけることが、とても大切。
梅津投手から、その言葉を受けて、
じっくり治すことに今は集中しています。
中日ドラフト1位・草加勝、2月1日にいたのはキャンプ地の沖縄ではなく横浜の病室 → その時の気持ちは…
中日ドラフト1位・草加勝、トミー・ジョン手術を終えて沖縄入りした初日に、ある人と散歩をする → その散歩中にかけられた言葉が草加勝の支えに…
じっくり治すことに集中していきました。