中日臨時コーチを務めた今中慎二さんが「あそこでつなげなかったことを重く受け止めてほしい」と語った場面

■2024.06.08 中日スポーツ

【今中慎二の目】4打数無安打の中日・村松開人に辛口エール「あそこでつなげなかったことを重く受け止めてほしい」


　本紙評論家の今中慎二さんが注目したのは「1番・遊撃」で出場していた村松開人内野手の5回2死一塁での第3打席。この日は4打数無安打だったが、「あそこでつなげなかったことを重く受け止めてほしい」と話した。

　楽天の先発・早川が5回2死から突如、制球を乱した。投手・涌井にストレートの四球。さらに1番・村松には3ボールになった。だが、村松は2球ストライクを見逃してフルカウントになると、ボールぎみの高め速球をファウルにした直後、カットボールを空振りして三振に倒れた。

　今中さんは「あそこでもし四球でつないでいたら、確実に点が入っていた流れだった。相手は苦しんでいた。あの打席でボール球を見極める技術、ファウルで粘る技術があれば、大量点になっていたかもしれない。それほど大事な打席だった」と振り返った。

　2年目の村松は「1番・遊撃」で起用される試合が多く、レギュラーを獲得できるかどうかの正念場にいる。今中さんは「投手からすれば連打されるより、連続四球の方がよっぽど嫌。それが分かっているのかどうか。レギュラーを取るためには、もっと相手が嫌がることをしないといけない。分からないなら投手に話を聞けばいいし、どうやったらファウルで粘れるのかは先輩やコーチに聞けばいい。このチャンスを無駄にしないためにもベストを尽くしてほしい」とエールを送っていた。

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