■2024.05.09 中日スポーツ
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〔ちょい見せトーチュウ5/9〕1面
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小笠原が4試合続けて援護点なく3敗目。7イニング1失点の力投も実らなかった。#中日ドラゴンズ #小笠原慎之介 #援護なし
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■2024.05.09 中日スポーツ
スタンド観戦で対抗策に気づく…中日・小笠原が支配した“時間と試合” タイムを取られる側から取らせる側へ
1回無死一塁。萩尾に対して、小笠原は1球ごとにセットポジションに入ったまま5~8秒は止まっていた。たまらず萩尾はタイムを要求。3球で追い込み、5球目で右邪飛に打ち取った。
4回の1死一塁では打者・岸田を再びロングセットでじらした上で、走者の長野にけん制球を3度続けた。通常のセットポジションは2~4秒あたりで長短をつける。彼は時間を使って試合を支配しようとしたのだ。
伏線は4月にさかのぼる。27日の広島戦を、彼はバンテリンドームのスタンドで見学した。ベンチ外の先発投手は、ロッカールームでテレビを見て、治療やトレーニングが終われば先に帰宅する。なぜスタンドだったのか。いつもとは違う高い場所から、試合を俯瞰(ふかん)したかったのだ。その理由は23日の巨人戦(ひたちなか)にある。小笠原は7イニング2失点(自責点1)で負けた。ただ、今回と同じクオリティースタートではあるが、打者の「タイム」にいら立っていた。恐らくは巨人の小笠原対策だ。
スタンド観戦を知った僕は、野球規則5・04を読み返した。そこにはこう書いている。
投手がセットポジションをとってから、審判員は打者から「いかなる要求があっても“タイム”を宣告してはならない」。目にゴミが入ろうが、メガネがくもろうが、である。つまり、正当なタイムではないのだが、現実には宣告される。裏を返せば、攻撃側がそうするのはその投手が手ごわいと感じていて、何とか揺さぶろうと考えているからだ。
ピッチクロックが導入されれば攻守ともにできない策だが、小笠原はタイムを取られる側から、取らせる側に回ったのだ。なぜ自分がいら立つかを考え、仲間の試合を上から見下ろすことで対抗策を知った。負けはしたが、試合は支配した。残念な敗戦の、それが救いである。
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中日・小笠原慎之介投手「腫れはテニスボールほどに(※画像注意)」
中日・立浪和義監督、小笠原慎之介投手の投球について言及する
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