■2024.03.23 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
若狭アナ:
村松開人選手。
今度は守備の話です。
開幕スタメン、立浪監督が明言をして、
「セカンド・田中、ショート・ロドリゲス選手、この2人でいく」と話しておりましたが、
私は密かに今年、村松選手の出番は、
むちゃくちゃ増えるんじゃないかなと思っています。
ロドリゲス選手も1年目、田中選手も実質1年目、
143試合フルで彼らが出られるかというと、これはちょっと問題がある。
村松選手はショートもセカンドも守れる。
したがって試合の途中から、あるいはスタメンから、
村松選手はめちゃくちゃ出るんじゃないかなと思っております。
で、私が興味深かったのは、
彼はショートもセカンドも守ります。
ちょっとマニアックな話、
「セカンド守る時とショートを守る時、グラブを変えたりしますか?」、
「やっぱりちょっと打球の質も違うし、ショートとセカンドで役割も違うのでグラブ変えていますか?」とこの前、聞きました。
村松:
変えていません。
ショートのグラブもセカンドのグラブも同じグラブです。
と。
「あっ、そうか、そうか、ちょっと質問が変だったな」と思ったんですが、
そこから興味深い一言が返ってきました。
村松:
グラブのはめ方は変えています。
と。
「ん…?ん…? 同じグラブで、同じ左手にはめるのに、セカンドではめる時とショートではめる時って、はめ方に差がありますか?」と、
村松:
セカンドは深くはめて、
ショートは浅くはめています。
この深く、浅くなんですが、5本の指がありますよね。
グローブも当然、5本の指があります。
グラブをガバっと深くはめて手首が隠れる、
手のひらの、手首との接する部分までガバっと深くはめるのがセカンド。
そしてショートはまさに数センチ、あるいは1センチあるかどうか。
ちょっと手首の、手のひらと手首の接触部分が、
ちょっと肉が見えるくらい浅くはめています。
本当に数センチの、ひょっとしたら数ミリのこだわりかもしれません。
と。
「なんで、そんなことをするんですか?」と、
村松:
ショートはやはり一塁までの距離が長いので。
捕ってからすぐに投げなきゃいけないので、
深くはめてグラブを、ボールをグラブの芯の奥深くでキャッチしてしまうと握り替えが遅れる。
だから僕はショートの時は浅くはめて、
ボールを掴むというよりも、ちょっとグラブに当てる感じで、
すぐさま右手に持ち替えて一塁に投げてアウトにしているんです。
と。
「へぇ~!」と思ったら、
昨日のオープン戦の最後のプレー、ご記憶にあるでしょうか?
現地で見た方もいるかもしれません。
27個目のアウト、ちょっと清水投手がバタバタとして、
ロッテに1点取られて、なおも2アウト3塁、
この3塁ランナーが帰れば同点という場面で、
最後はショートゴロ、ボテボテのショートゴロがきました。
清水投手は捕れませんでした。
ショートの村松は前に来る、ボールを掴む、すぐさま一塁に送球!
間一髪でアウト。
でもロッテ吉井監督はリクエスト!
さぁこれはアウトだったら試合終了、セーフだったら同点!
どうなる?どうなる?結果はアウトまま!
ドラゴンズは見事に5連勝。
最後の最後のプレーで、
あの村松のショートのゴロの捌きが上手かったからアウトになったんです。
数センチ、数センチ浅くグラブをはめていたから、
あのプレーが生まれていたかもしれないと思うと、
野球ってなんだか奥深いな、なんて思っちゃうわけですよねぇ。
『若狭敬一のスポ音』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。去年、私が始球式で着たユニホームを1名様にプレゼント。「THETIME,」と「サンデードラゴンズ」40周年を宣伝するためのオリジナル。FAX、メール、Xでご応募ください。Xはこのアカウントをフォローして #スポ音 を付けてユニホーム希望と呟いてください。 pic.twitter.com/3eUSLA5wwA
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) March 23, 2024
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若狭アナ:
村松開人選手。
今度は守備の話です。
開幕スタメン、立浪監督が明言をして、
「セカンド・田中、ショート・ロドリゲス選手、この2人でいく」と話しておりましたが、
私は密かに今年、村松選手の出番は、
むちゃくちゃ増えるんじゃないかなと思っています。
ロドリゲス選手も1年目、田中選手も実質1年目、
143試合フルで彼らが出られるかというと、これはちょっと問題がある。
村松選手はショートもセカンドも守れる。
したがって試合の途中から、あるいはスタメンから、
村松選手はめちゃくちゃ出るんじゃないかなと思っております。
で、私が興味深かったのは、
彼はショートもセカンドも守ります。
ちょっとマニアックな話、
「セカンド守る時とショートを守る時、グラブを変えたりしますか?」、
「やっぱりちょっと打球の質も違うし、ショートとセカンドで役割も違うのでグラブ変えていますか?」とこの前、聞きました。
村松:
変えていません。
ショートのグラブもセカンドのグラブも同じグラブです。
と。
「あっ、そうか、そうか、ちょっと質問が変だったな」と思ったんですが、
そこから興味深い一言が返ってきました。
村松:
グラブのはめ方は変えています。
と。
「ん…?ん…? 同じグラブで、同じ左手にはめるのに、セカンドではめる時とショートではめる時って、はめ方に差がありますか?」と、
村松:
セカンドは深くはめて、
ショートは浅くはめています。
この深く、浅くなんですが、5本の指がありますよね。
グローブも当然、5本の指があります。
グラブをガバっと深くはめて手首が隠れる、
手のひらの、手首との接する部分までガバっと深くはめるのがセカンド。
そしてショートはまさに数センチ、あるいは1センチあるかどうか。
ちょっと手首の、手のひらと手首の接触部分が、
ちょっと肉が見えるくらい浅くはめています。
本当に数センチの、ひょっとしたら数ミリのこだわりかもしれません。
と。
「なんで、そんなことをするんですか?」と、
村松:
ショートはやはり一塁までの距離が長いので。
捕ってからすぐに投げなきゃいけないので、
深くはめてグラブを、ボールをグラブの芯の奥深くでキャッチしてしまうと握り替えが遅れる。
だから僕はショートの時は浅くはめて、
ボールを掴むというよりも、ちょっとグラブに当てる感じで、
すぐさま右手に持ち替えて一塁に投げてアウトにしているんです。
と。
「へぇ~!」と思ったら、
昨日のオープン戦の最後のプレー、ご記憶にあるでしょうか?
現地で見た方もいるかもしれません。
27個目のアウト、ちょっと清水投手がバタバタとして、
ロッテに1点取られて、なおも2アウト3塁、
この3塁ランナーが帰れば同点という場面で、
最後はショートゴロ、ボテボテのショートゴロがきました。
清水投手は捕れませんでした。
ショートの村松は前に来る、ボールを掴む、すぐさま一塁に送球!
間一髪でアウト。
でもロッテ吉井監督はリクエスト!
さぁこれはアウトだったら試合終了、セーフだったら同点!
どうなる?どうなる?結果はアウトまま!
ドラゴンズは見事に5連勝。
最後の最後のプレーで、
あの村松のショートのゴロの捌きが上手かったからアウトになったんです。
数センチ、数センチ浅くグラブをはめていたから、
あのプレーが生まれていたかもしれないと思うと、
野球ってなんだか奥深いな、なんて思っちゃうわけですよねぇ。
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