■2024.03.07 中日スポーツ
■2024.03.07 中日スポーツ
機内でもグラブをずっと触る…中日・石川昂が17歳から持っていた“プロ意識” 真の侍へ強化試合は通過点
「私が印象的なのは、石川くんだけがグラブを預けずに、機内に持ち込んでずっと手に持って触っていたことなんです。空港での待っている時も、他の子はゲームをして時間をつぶしていましたが、彼だけはメジャーリーグの動画を見ていました。1人だけ大人びているというか、落ち着いていた。それだけ意識が高かったんだと思います」
遠征団長だった神田清さん(現県高野連相談役顧問)の記憶に、今も刻まれる石川昂の姿。別の関係者からはバット(この親善試合は木製を使用)も1人だけ機内に持ち込んでおり、彼は「商売道具ですから」と答えたと聞いた。
スーツケースに入れれば、グラブは型が変わってしまうかもしれない。木製バットは湿度や気温の影響を受けやすい。それがプレーに直結することへの恐怖心。つまり、彼は17歳ですでにプロ意識を持っていた。18歳で世代の日本代表になり、22歳でトップチームに招集された。神田さんは言った。
「あの時にも石川くんはプロにはなると思いましたが、今回は侍ジャパン。ケガもありましたが、ようやく日の目を見るんですね」
しかし、17歳での高い志を思えばまだ強化試合。真の侍になるための通過点だと思いたい。
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当時のことを明かしました。