■2024.02.14 中日スポーツ
140キロが出て満面の笑み…遅くて速い中日・斎藤のストレート 空振りでの奪三振数が多い“2つの理由”#齋藤綱記 #中日ドラゴンズ #春季キャンプ https://t.co/z9cJHboifK
— 中日スポーツ (@chuspo) February 14, 2024
■2024.02.14 中日スポーツ
140キロが出て満面の笑み…遅くて速い中日・斎藤のストレート 空振りでの奪三振数が多い“2つの理由”
フリー打撃登板を終えた斎藤が、満面の笑みを浮かべていた。
「この時期に140(キロ)が出たのは初めてなんですよ。合格です。順調です」
シート打撃では梅津が154キロをたたき出した。読谷では岩崎が149キロで大島のバットをへし折った。そんな中で、最近は中学生でも投げる140キロで喜ぶ斎藤。なかなか大きく扱うのは難しいが、彼の真骨頂は他にある。と、いくら僕が力説しても説得力はない。そこでまずは今中臨時コーチの言葉を借りる。
「斎藤が抑える理由がよくわかりましたわ。球の出どころが全然見えへん。あれは左打者が打てないのももっともです」
球速は武器だ。しかし、戦うすべは他にもある。「出どころをわかりづらくしようと思って投げてはないんですが、打者にはよくそう言われます」と斎藤は答えた。見やすい150キロより、見づらい140キロ。その典型が斎藤なのだ。
加えて彼には天性のスライダーがある。変化量は必要だが、それ以上に大切なのは曲がり始めが遅いこと。ピッチトンネルを通過後に変化する。打者は「ストレートだ」と誤認し、振る。そこから消える。斎藤の強みを示す数値が24分の22。これは昨季の斎藤の奪三振のうち、空振りで奪った数だ。多くの投手は見逃し1に対し、空振りは3から5あたりで収まる。20以上の三振を奪ったセ・リーグの投手の中で、斎藤より空振りの割合が多かったのは阪神のケラー(現巨人、28分の26)だけだった。
「去年は疲れがたまってくると、スライダーで空振りが取れなくなりました。だからこそ軸は真っすぐなんです」
記事全文を読む
中日・齋藤綱記、絶対にワイヤレスイヤホンを使わない理由を明かす
中日・齋藤綱記、今季初実戦を振り返る
「球の出どころ」がポイントのようです。