■2024.02.09 スポーツナビ
データで見る12球団の若手有望株セ・リーグ編
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) February 9, 2024
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中日はブライト健太にブレークの兆しが
中日の二軍投手陣は12球団ワーストの防御率を記録するなど、層がやや薄いのが現状だ。その中で注目を集める根尾昂は昨季、投手に専念して大きな故障もなく経験を重ねた。シーズン中盤からは先発での起用がメインとなり、9月には一軍で先発デビューを果たした。被打率.206にも表れているように、球威のあるボールを投じており、今季は課題であるコントロールの改善が飛躍のカギを握っている。
その根尾よりも開幕ローテーションに近い位置にいるのが仲地礼亜だ。プロ1年目は二軍のデビューから2試合で13失点を喫してスタートにつまずいたものの、以降の登板は7戦で防御率1.70を記録。年間成績の見栄えは決して良くはないが、二軍では格の違いを示しており、後半戦から一軍のローテーションに定着したこともうなずける。育成選手の松木平優太も8月以降は防御率1.36と成長を見せた1人だ。今春のキャンプでは一軍メンバー入りを果たし、首脳陣の期待の高さを感じさせる。一方で課題としては、平均球速が二軍の平均値に届いていない点だ。松木平と同期で昨季は一軍でも13試合に登板したサウスポーの上田洸太朗を含め、今季はそのスピードが向上するかを注視していきたい。
野手陣では、2021年ドラフト1位のブライト健太がブレークの兆しを見せている。前年から三振割合を大幅に改善すると、ウエスタン・リーグで200打席以上の野手ではトップとなるOPS.886をマーク。高い身体能力を生かしたパワーやスピードが武器であるとともに、ボールゾーンの見極め能力に優れるのが特徴だ。一軍では68打席の起用にとどまったが、岡林勇希ら外野のレギュラー陣と遜色ない出塁率.323を記録しており、今季中にもレギュラー定着が期待される存在だろう。
そのブライトに並ぶ7本塁打を記録した鵜飼航丞は、オフに台湾で行われたウインターリーグでも全選手トップの4本塁打を放つなど、若手野手の中でも屈指の長打力を示している。ブライトとは対象的に、積極的にスイングをしかけるタイプのため、ひと振りで仕留める確実性を高めていきたい。内野手では、右肩のケガでシーズンの大半を欠場した田中幹也が今季から本格的に復帰する見込み。昨季はオープン戦で好成績を残しており、二遊間のレギュラー争いで注目したい選手である。
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データスタジアムによる中日ドラゴンズの“補強診断”
DELTA「1試合平均3.48得点。深刻化する“投高打低”の原因は本当に『投手のレベルアップ』にあるのか」
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