■2024.01.11 webスポルティーバ
根尾昂は先発か?リリーフか?
— 集英社スポルティーバ (@webSportiva) January 11, 2024
かつての中日のエース・今中慎二は、プロ初勝利が期待される根尾をどう見ているのか?
https://t.co/coDslKoHWk
■2024.01.11 webスポルティーバ
根尾昂は先発か?リリーフか? 今中慎二が語る「一軍レベル」になるために必要なもの
【スピードよりもキレがある真っ直ぐを】
――根尾投手の真っ直ぐはいかがですか?
今中 今のワンランク上を目指すぐらいのつもりで、もっと磨きをかけていかなければいけません。「スピードを上げろ」ということではなく、”キレ”を意識してほしいんです。スピードガンのコンテストではないので、150kmが出るかどうかではなく、一軍で通用するボールをどれだけ投げられるかということですね。
バッターが真っ直ぐを狙っていても、ファウルを打たせるくらいの真っ直ぐを投げてほしい。今の根尾は「真っすぐが狙われている」と感じたら変化球を投げるタイプですが、狙われていても真っ直ぐで押し切る自信を持てるようになるのが理想です。球速は147、148kmでもいいので、そういうことができるようになれば、ピッチングを組み立てられると思います
――今は変化球でかわしてしまっている?
今中 そうですね。根尾に限らず、狙われているボールがわかるとそれを避けるバッテリーが多い。ただ、狙われているとわかっていても、そこで勝負しないといけない場面もたくさんありますから。例えばカウントでボールが先行している時に、「ここは真っ直ぐ1本でしのぐ」というところで変化球を投げ、それがボールになってフォアボールを出してしまう、なんていうケースもよく見ます。
狙われているとわかっていても、真っ直ぐにキレがあればファウルを打たせることもできるし、ちょっとバットの芯を外せば内野フライや凡打になる。そこまで自信を持てるような真っ直ぐを投げられるようになったら一軍レベルの投手です。これは、他のピッチャーにも言えることですけどね。もしくは、ボールが先行した時に絶対にストライクが取れる変化球を身につける、ということでもいいかもしれませんが。
――根尾投手の投球全体における変化球の割合はフォーク(約30%)が多く、次にスライダー(約14%)、カーブ(約4%)の順になります。変化球についてはいかがですか?
今中 フォークは精度を高めていきたいところですが、抑えていけばどんどん自信がついていくものです。カーブに関しては、投げることで投球フォームのバランスがよくなるメリットもありますし、いいと思いますよ。カーブは投げられるピッチャーと投げられないピッチャーがいますが、投げられるなら緩急をつける意味でも使っていったほうがいいと思います。
記事全文を読む
今中慎二さん、中日・根尾昂投手について言及する「言うことがもうちょっと…」【動画】
2023年春に制球難になった中日・根尾昂投手、浅尾拓也コーチと山井大介コーチから「自分たちが指導して良くしていくか、自分の感覚を信じて自分でずっと練習をしてやるか、どっちがいい?」と話され…
根尾投手のピッチングについても言及です。