中日・和田一浩コーチ、鵜飼航丞へ「何かつかんでこい」

■2023.11.23 中日スポーツ

中日の鵜飼航丞が「何かきっかけをつかむ」と気合、吉田正尚や村上宗隆のように台湾からブレークを


　目まぐるしいオフを過ごす。2年目の今季は1割4分3厘、3本塁打、5打点。シーズン直後からドミニカ共和国のウインターリーグに派遣されたが、開幕前のロースター枠に残れずに帰国。すぐさま宮崎へ飛び、フェニックス・リーグに参加。さらに名古屋での秋季キャンプでは連日、日が暮れるまでバットを振り込んだ。

　秋はコンタクト力を磨いた。チーム随一の飛距離をたたき出す一方で課題となっていた確実性。ほぼ毎日、和田打撃コーチからマンツーマン指導を受け、最善の形を探した。台湾行きに当たって、和田コーチからも「何かつかんでこい」とエールを送られた。

　新型コロナウイルスの影響で、4年ぶり開催となる台湾でのウインターリーグ。過去には大会中に”何か”をつかんで、後のブレークにつなげた選手が多くいる。2016年に参加した米大リーグ・レッドソックスの吉田正尚は打率5割5分6厘、6本塁打、29打点の3冠。18年に参戦したヤクルト・村上は4本塁打、15打点で2冠となり、19年に36本塁打でセ・リーグ新人王に輝いた。

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