中日・米村明シニアディレクター、西舘昂汰・下村海翔・草加勝・石原勇輝・古謝樹といった大学生ドラフト候補については…？

■2023.10.18 スポーツナビ

豊作“大学生投手”のドラ1・2候補は12人！　敏腕スカウトが明かす前田悠伍ら高校生投手の評価は？


西舘昂汰（専修大／188cm、92kg、右右）
米村スカウト評
　真っすぐに力があり、馬力のある投手ですね。専修大と言えば黒田博樹投手（元広島など）を思い出しますが、その黒田投手にも近いものがあるんじゃないかと。完投能力もある、素晴らしい投手ですね。

下村海翔（青山学院大／174cm、73kg、右右）
米村スカウト評
　174センチと小柄で角度はそんなにないのですが、155キロを投げますからね、ものすごく映えますよ。コントロールがめちゃくちゃ良く、テクニックもあり、相手を見てピッチングができるところもいい。1年目から“巧さ”で勝てると思いますが、傾向を分析されてしまうと厳しいかもしれません。そこをどう対応していくかですね。

草加勝（亜細亜大／182cm、72kg、右右）
米村スカウト評
　正直、そこまでの投手ではないかなと思っていたんですが、良くなりましたね。「これは見直さないと」と思わせられた投手です。打者から見て「これは低いからボールだろう」という球が、パチン！と低めに決まってくるから打者は振っていかないといけない。球のキレがいいし、そこから落としていくので、奪三振が多い。レベルの高い投手です。

石原勇輝（明治大／180cm、85kg、左左）
米村スカウト評
　8月末に福岡ソフトバンク3軍との交流試合など2試合見ましたが、完璧に抑えていました。私が見たときは最速147キロ。左でそれだけ投げられて変化球もいい。広陵高（広島）出身の選手はプロで多く活躍していますし、これからが面白い投手だと思います。

古謝樹（桐蔭横浜大／181cm、75kg、左左）
米村スカウト評
　魅力と意外性のある左腕ですね。練習を見に行きブルペンを見せてもらったときは、球も走っていないしコントロールも定まっていない。大丈夫か……？と不安に思ったら、翌日の試合で、13奪三振で2安打完封。不利なカウントになってもスライダーでパッとカウントが取れて、決め球にフォーク。四球もめったに出さない。そのギャップというか大事なところではピシャッとやってくれるところが私はすごく好きです。

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こちらもドラフト候補として名前が挙がります。

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