中日・高橋宏斗投手にとって「宮城さん」の存在は…

■2023.06.05 中日スポーツ

中日・高橋宏斗「自分の見習うべき存在」オリックス・宮城大弥との若侍対決で自己最多13K無失点熱投


　雄たけびを上げた。7回2死満塁。自己最多となる118球目はフルカウントから渾身（こんしん）の155キロ。オリックス先発・宮城のバットに空を切らせた。これが自己最多を更新する13個目の奪三振。7イニング5安打無失点の熱投だった。

　「宮城さんに乗せられる形で、良いテンポで投げられたと思います」

　侍戦士の投げ合い。意識しないわけがなかった。「仲良くさせてもらいましたし、自分の見習うべき存在」。昨年11月に行われた侍ジャパンの強化試合の初練習。選ばれたメンバーの誰とも会話したことはなかった高橋宏に、最初に話しかけてくれたのが1学年上の宮城とロッテ・佐々木朗だった。「すごく人柄が良い方」。合宿所では卓球対決で仲を深め、3月の本戦もともに戦った。

　そんな先輩左腕のリズムに乗り、奪三振ショーで手玉に取った。2回無死一、二塁ではゴンザレス、杉本を連続三振。球数が100球を超えた7回に1死から3連打で満塁のピンチを招いたが、「一人一人、アウトを取ろうと投げました」。紅林をスプリットで空振り三振、そして宮城も連続三振に打ち取った。

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中日・高橋宏斗投手、ロッテ・佐々木朗希投手、オリックス・宮城大弥投手、一緒に食事へ出かける

オリックス・宮城大弥投手「さぁ楽天ファン！」　中日・高橋宏斗投手「楽天ファンですか？（笑）」　阪神・湯浅京己投手「敵！敵！（笑）」　高橋宏斗投手「ちょっと1回帰りますか（笑）」

「自分の見習うべき存在」と語ります。

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