元中日コーチ・門倉健さん、侍ジャパン投手陣のキーマンに選んだ選手は…

■2023.03.20 東スポWeb

【WBC】メキシコ戦のキーマンは高橋宏斗　門倉健氏は〝最年少侍〟の強メンタルに期待


　野球評論家の門倉健氏は「第2先発で長いイニングも投げられるし、三振も取れる投手。ピンチの場面に行っても抑えられる」と高橋宏斗投手（20＝中日）を投手陣のキーマンになる存在と見ている。

　史上最年少の20歳で侍ジャパン入りした高橋宏は高卒3年目右腕だが、プロ入り1年目のときに指導したのが当時、中日の二軍投手コーチだった門倉氏だった。高橋宏について「ストレートも速いしコントロールもいい。やはりものが違った」という門倉氏が、何より頼もしく感じているのが性格面の強さだ。

　「マウンドに上がるとすごく勝ち気の部分、負けん気の強さがあるんです。メンタル面で崩れていく感じはないですね。1本打たれたら〝次は絶対打たせないぞ〟という感じになる。そこが彼の強みだと思います」と国際試合でもまったく気後れすることのないタイプだと見ている。

　MAX158キロの速球に加えて鋭く落ちるスプリットは初見の打者が攻略するのはかなり困難。「1点もやれないシチュエーションでも安心して送り出せる。シビアな部分で使うのも面白いと思います」と門倉氏はピンチの場面での起用もアリだという。

　栗山監督は1次ラウンドの韓国戦、オーストラリア戦ではいずれも点差の開いた場面ながら9回を高橋宏に任せた。オーストラリア戦では先頭打者に一発を浴びたが門倉氏は「WBC球も操れているし、調子自体はいいです。（本塁打を許したことで）パワーヒッターの怖さを知ったと思います」と逆にいい教訓になったと考えている。

　「どんな場面でも適応できる強みのある投手。（高橋）宏斗がマウンドに上がると勝手に親心のような気持ちで見ています。世界一になれば大きな勲章にもなる。それが今後の野球人生にも生かせるはず。頑張ってほしいです」（門倉氏）。20歳の若侍がマウンド上で躍動する姿を日本中が期待している。

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中日・大野奨太捕手「いやぁ～！高橋宏斗、良いじゃないの～！次の段階、行っちゃいなよ～！もう行っちゃいなよ～！」　門倉健コーチ「ダメダメ！そんなのダメだよ！」

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かつて担当した教え子をキーマンとして指名です…！

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