■2022.11.30 Full-Count フルカウント(@Fullcountc2)さん / Twitter
目を疑った預金通帳「金銭感覚バグった」 年俸555%衝撃アップ…成り上がりの“現実”
#dragons #中日ドラゴンズ #npb
目を疑った預金通帳「金銭感覚バグった」 年俸555%衝撃アップ…成り上がりの“現実”
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— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) November 29, 2022
■2022.11.30 Full-Count
目を疑った預金通帳「金銭感覚バグった」 年俸555%衝撃アップ…成り上がりの“現実”
中日では、最多安打のタイトルを獲得した高卒3年目の岡林勇希外野手が441%アップの年俸4000万円でサイン。“夢あるプロ野球”を体現した。一気に手にする大金。同じように衝撃アップを経験した選手は「無意識に金銭感覚はバグった」と振り返る。
成果を残せば、報酬になって返ってくる世界。もちろん逆もしかりで、シビアな判断が下される。「やっぱり夢あるなぁとは思いましたね」。そう語るのは、元中日で、今季は独立リーグ・ルートインBCリーグの福島レッドホープスでコーチ兼任でプレーした若松駿太投手。2012年ドラフト7位の無名右腕は、未勝利で迎えた高卒3年目の2015年に突如10勝を挙げ、“爆上がり”を経験した。
550万円だった年俸は、一気に3600万円に555%アップ。自身は2桁勝利を挙げたものの、チームは5位と低迷しただけに、周囲からは「いって3000(万円)じゃないか?」と言われていた。球団から金額を提示され「びっくりと喜びが半々くらいでした」と振り返る。ただ、その場ではなかなか実感は湧かず、腰を抜かしたのは翌年になってからだった。
預金通帳に印字された金額に、目を疑う。「『ええ、こんなにいいの?』って感じでした。もう、ビビるどころじゃないというか……」と笑って振り返る。ひとつ桁が違う額は、貯金分を別にしても当時20歳の青年には余りあった。
「(何かを買う時に)ここまで手を出せるんだという感じでした。たいていのものは値段は見なくなりましたね」
年俸2500万円から独立リーガーへ「スーパーで値段を見るように」
周囲からは「派手になった」「変わった」と言われることもあったが、成績で成り上がった身としては、成績で答えを出すべきだと思った。翌2016年は黒星がひとつ先行したが、チームトップタイの7勝と意地は見せた。ただ、以降は右肩痛などにも苦しめられ、2018年限りで戦力外に。一転して、年俸数百万円の独立リーガーとなった。
戦力外になった年の年俸は2500万円。一気に収入ダウンに直面したが「税金のことを考えてその分は貯金していました」と動じず、好きな野球を継続。独立リーグでは「スーパーで値段を見るようになりました」と、意外にもすんなり環境に順応できた。
たった数年でも味わえた“プロ野球ドリーム”。「本当に夢のある世界だと思います。お金のためにやっているわけではないですが、プロ野球選手になったからには華やかな面を見たかった」。もちろん上には上がいるし、花開かないまま引退していく選手もいる。毎年訪れる契約更改には、人生が凝縮されている。
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元中日・若松駿太投手、開幕投手になる
元中日・若松駿太投手「本当にチャンスがあるとすれば戦力外になった翌年だけだと思います。NPBから離れた時間が長いほど難しくなるのは間違いないです」
「やっぱり夢あるなぁとは思いましたね」と振り返りました。