中日・大西崇之コーチ「五分五分なら行かせる」

■2022.06.06 中日スポーツ

グラシアルの緩慢な送球見逃さず…中日・大西三塁コーチの英断と高橋周の激走 勝利決定付けた1点に“立浪野球”


　「いい走塁でした。緩慢な送球といいますか、そつの無い1点。うちは取れるように、守備では与えないように。走塁はチームに勢い、流れをもってくる」

　会心の判断と好走塁を、立浪監督はたたえた。7本のタイムリーのうち、走者が三塁にいた2本以外は微妙なタイミングだったが、大西コーチは5本とも本塁突入を命じた。速い走者ばかりではなかったが、3年ぶりに三塁に立つ大西コーチには「五分五分なら行かせる」という信念がある。

　「周平が（ストップと）決め付けずに本当によく走ってくれました。投げ際、捕り際を見逃さず。そういう意識がチームに浸透してきた1点だと思います」

　常に勇気を持ち、迷ったら走れ。アウトになったら監督に謝るのは自分の仕事。しかし立浪監督が結果で責めることはない。連打は望めない。だから「極力回すよう、伝えています」。まさしく立浪野球を具現した1点だった。

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1点をもぎ取るための徹底した走塁意識を植え付けているようです。

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