■2022.04.23 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
お便り「Q.根尾昂選手、1軍登録抹消ならびににショート再挑戦をどう思いますか?」
若狭アナ:
はい、私の意見を述べさせていただきます。
私は野球は大好きです。
ドラゴンズの取材はしていますが、所詮、素人です。
アナウンサーです、戯言です。
聞き流していただきたいと思います。
根尾選手のショート再コンバート、私はどう思っているか、
根尾選手にとってチャンスであり、ピンチである。
チャンスである、これは1軍のショートとして出られる可能性を首脳陣が方向転換をしてまでも与えてくれたから、チャンスだと思います。
一方、ピンチというのは、このチャンスをモノにしなければ今後しばらくは2軍の選手、良くても1軍の控え選手止まり。
最悪の場合、このまま終わる、
チャンスでありピンチであると思います。
…(方針転換は“朝令暮改”ではないかというお便りに対して若狭アナ、変えていいところと変えてはいけないところがある。変化に対応することもある。方針を変えること自体が悪かというとそうではない。大事なのは、政治で例えると国民のハッピーを願う思い、これは変えてはいけない。状況が変わるから方向性を変える、これは悪ではない。)…
若狭アナ:
今回のことに関して言うと根尾のことを思っているんです。
で、もっと言うとチームのことも思っているんです。
だからまずは外野で勝負させたんです。
「とにかく根尾、君には打ってほしい。そして人気もある。ドラゴンズのレギュラーとして頑張ってほしい。色々あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてるけども、まずは外野で勝負しろ」
これは根尾を思い、そして外野手が空いているという状況を考えた上で立浪監督の決断だったんです。
で、半年間やらせました。
結果、根尾はその競争に負けました。
鵜飼よりホームラン打ちません、岡林よりヒット打ちません。
アリエル・マルティネス、平田、実績のある大島、比べても彼は負けました。
ただ、三好、伊藤康祐、滝野、ブライト、福元、彼らには勝ちました。
だから「1軍の控え」という位置だったんです。
もし、このまま何もなければ、きっと彼はずっと1軍の控えのまま今シーズン、終わっていたでしょう。
ところが予期せぬ状況変化が起きたんです。
これは何かというと京田選手の絶不調、これは頭を悩ませたと思いますよ、首脳陣。
「ちょっとまて、京田からっきしだな」と。
これをなんとかしなきゃいけない。
そうなった時に「ショートどうする?今から、どこかの球団からトレードで貰う。いや、それはちょっと現実的ではない」、
「外国人補強?ますます現実ではない」「誰かいないか?誰かいないないか?」と考えた時に「根尾がいるじゃないか」、
本人と実際に話しをして意思の確認をして大いなる大英断、方針転換です。
これは根尾のことを思いチームのことを思ってのショート再挑戦、コンバートですから、
これ根尾選手にとっては大チャンスです。
そして朝令暮改といえば朝令暮改かもしれませんが、状況変化に応じたナイス判断です。
そして根底に根尾のことを思い、チームのことを思うという、
変えちゃいけないという部分は変わっていないということです。
“朝令暮改”論者のみなさん、私の意見はそういうことです。
一方で、ピンチである。
私は木曜日にサンデードラゴンズの取材のために立浪監督に独占インタビューをしました。
それは根尾選手が1軍登録抹消された直後でした。
記者の囲みも終わったあとでした。
色々な質問をしました。
新聞に沢山情報が出ています。
ただ1点、僕はこれを必ず聞きたかった。
「どれだけ挑戦させるんですか?1年ですか?2年ですか?2軍のショートの修行はいつまで続くんですか?」。
立浪監督はこう答えました。
立浪監督:
まずは1ヶ月。
と言ったんです。
この1ヶ月というスパンが凄く大事。
そして「まずは」と言ったんです。
したがって1ヶ月であまり結果が出なかったら、
2ヶ月になって、3ヶ月になって、1年になって、2年になって、3年になって、
そのまま終わる可能性だってあります。
案外、根尾選手に残された時間は少ないんです。
ちょうど1ヶ月後、セ・リーグとの戦いが終わって交流戦が始まります。
2軍でとにかく根尾選手は結果を出さなきゃいけない。
具体的な数字は立浪監督は言いませんでしたけども、
私、素人なりに、
2軍でこの1ヶ月、今、数えたら23試合ありました。
3割は打ってほしい、ホ―ムランはできれば3本打ってほしい、3盗塁はしてほしい、3失策でおさめてほしい、できれば打点も10打点くらいほしい。
それぐらいの成績、
2軍で「やっぱり根尾、凄いな!」と思わせない限り、
彼はこのままずっと2軍でいる可能性があります。
1ヶ月、結果を出して1軍のショートとして呼ばれることを期待しております。
『若狭敬一のスポ音』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。今日は福敬登投手のサインボールを1名様にプレゼント。FAX、メール、Twitterでご応募ください。Twitterは #スポ音 を付けてプレゼント希望と呟いてください。「山田久志の栄光に近道なし」は開幕投手の1球目について。ドラゴンズ情報も。お楽しみに! pic.twitter.com/cn1sQwTGzO
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) April 23, 2022
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お便り「Q.根尾昂選手、1軍登録抹消ならびににショート再挑戦をどう思いますか?」
若狭アナ:
はい、私の意見を述べさせていただきます。
私は野球は大好きです。
ドラゴンズの取材はしていますが、所詮、素人です。
アナウンサーです、戯言です。
聞き流していただきたいと思います。
根尾選手のショート再コンバート、私はどう思っているか、
根尾選手にとってチャンスであり、ピンチである。
チャンスである、これは1軍のショートとして出られる可能性を首脳陣が方向転換をしてまでも与えてくれたから、チャンスだと思います。
一方、ピンチというのは、このチャンスをモノにしなければ今後しばらくは2軍の選手、良くても1軍の控え選手止まり。
最悪の場合、このまま終わる、
チャンスでありピンチであると思います。
…(方針転換は“朝令暮改”ではないかというお便りに対して若狭アナ、変えていいところと変えてはいけないところがある。変化に対応することもある。方針を変えること自体が悪かというとそうではない。大事なのは、政治で例えると国民のハッピーを願う思い、これは変えてはいけない。状況が変わるから方向性を変える、これは悪ではない。)…
若狭アナ:
今回のことに関して言うと根尾のことを思っているんです。
で、もっと言うとチームのことも思っているんです。
だからまずは外野で勝負させたんです。
「とにかく根尾、君には打ってほしい。そして人気もある。ドラゴンズのレギュラーとして頑張ってほしい。色々あっちへ行ったりこっちへ行ったりしてるけども、まずは外野で勝負しろ」
これは根尾を思い、そして外野手が空いているという状況を考えた上で立浪監督の決断だったんです。
で、半年間やらせました。
結果、根尾はその競争に負けました。
鵜飼よりホームラン打ちません、岡林よりヒット打ちません。
アリエル・マルティネス、平田、実績のある大島、比べても彼は負けました。
ただ、三好、伊藤康祐、滝野、ブライト、福元、彼らには勝ちました。
だから「1軍の控え」という位置だったんです。
もし、このまま何もなければ、きっと彼はずっと1軍の控えのまま今シーズン、終わっていたでしょう。
ところが予期せぬ状況変化が起きたんです。
これは何かというと京田選手の絶不調、これは頭を悩ませたと思いますよ、首脳陣。
「ちょっとまて、京田からっきしだな」と。
これをなんとかしなきゃいけない。
そうなった時に「ショートどうする?今から、どこかの球団からトレードで貰う。いや、それはちょっと現実的ではない」、
「外国人補強?ますます現実ではない」「誰かいないか?誰かいないないか?」と考えた時に「根尾がいるじゃないか」、
本人と実際に話しをして意思の確認をして大いなる大英断、方針転換です。
これは根尾のことを思いチームのことを思ってのショート再挑戦、コンバートですから、
これ根尾選手にとっては大チャンスです。
そして朝令暮改といえば朝令暮改かもしれませんが、状況変化に応じたナイス判断です。
そして根底に根尾のことを思い、チームのことを思うという、
変えちゃいけないという部分は変わっていないということです。
“朝令暮改”論者のみなさん、私の意見はそういうことです。
一方で、ピンチである。
私は木曜日にサンデードラゴンズの取材のために立浪監督に独占インタビューをしました。
それは根尾選手が1軍登録抹消された直後でした。
記者の囲みも終わったあとでした。
色々な質問をしました。
新聞に沢山情報が出ています。
ただ1点、僕はこれを必ず聞きたかった。
「どれだけ挑戦させるんですか?1年ですか?2年ですか?2軍のショートの修行はいつまで続くんですか?」。
立浪監督はこう答えました。
立浪監督:
まずは1ヶ月。
と言ったんです。
この1ヶ月というスパンが凄く大事。
そして「まずは」と言ったんです。
したがって1ヶ月であまり結果が出なかったら、
2ヶ月になって、3ヶ月になって、1年になって、2年になって、3年になって、
そのまま終わる可能性だってあります。
案外、根尾選手に残された時間は少ないんです。
ちょうど1ヶ月後、セ・リーグとの戦いが終わって交流戦が始まります。
2軍でとにかく根尾選手は結果を出さなきゃいけない。
具体的な数字は立浪監督は言いませんでしたけども、
私、素人なりに、
2軍でこの1ヶ月、今、数えたら23試合ありました。
3割は打ってほしい、ホ―ムランはできれば3本打ってほしい、3盗塁はしてほしい、3失策でおさめてほしい、できれば打点も10打点くらいほしい。
それぐらいの成績、
2軍で「やっぱり根尾、凄いな!」と思わせない限り、
彼はこのままずっと2軍でいる可能性があります。
1ヶ月、結果を出して1軍のショートとして呼ばれることを期待しております。
中日・立浪和義監督、根尾昂のショート“再コンバート”を明言「外野は打てる選手が多く、チャンスが少ない。京田にライバルらしいライバルもいない状態。そういう意味でもやらせてみようという決断になりました」
中日・根尾昂「『ショートで試合出て、結果出してまた1軍で使うから』と言われました」
「まずは1ヶ月」の修行をつむことになるようです。