■2021.04.24 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/04/24/土 12:20-14:00
…
お便り「Q.4月22日のDeNA-中日戦。9回表、高松選手の走塁は荒木コーチの現役時代を彷彿とさせる走りで荒木推しの自分は泣きそうになりました。自分が泣きそうになった理由は走りが似ていただけではなく、前に若狭さんがスポ音で話していた、2軍での荒木コーチと高松選手のエピソードを覚えていたからです」
若狭アナ:
嬉しいですねぇ!
いや私も、この話を自分でしたんです、このスポ音で。
あの日は思い出しちゃったですものね、グッと来たなぁ。
なかなか練習に取り組むことができない、肉体的にも精神的にもひ弱な高松選手に、
荒木コーチは毎日毎日、早出の練習を付き合っていたということでした。
野球のことではなく社会生活をちゃんと送れるようにとまで考えていたということです。
そうそう、これはだからもう2年くらい前ですかね。
まだまだ全然、高松選手が1軍にも出ていない、
そして「何だか足の速い細い選手いたなぁ」くらいの認識でしかなかった。
そして2軍のコーチも正直ですね、
「精神的にもムラっ気もあって、結構、痛い、かゆいをすぐ言う選手」というレッテルを貼られるつつありましたから、
「高松は足速いけど、ちょっともうこのままお疲れ様かな…」みたいな空気が流れていたんです。
でも荒木選手はたとえユニフォームを脱ぐ、戦力外通告になったとしても高松渡の人生は長い。
このままでは心身ともに弱いので、
就職するにしてもスーツを着て満員電車に乗って会社に通う、これすらできない可能性があるから、
早出、練習、朝起きる、決まった時間にユニフォームに着替えて来る、
そして1時間、2時間練習をする、言わばこれ仕事です。
仕事をして全体練習に向かう、これを繰り返す。
そしてコーチというのはやっぱり寄り添って選手の気持ちを汲んで、
「ああせい、こうせい」ではなくて一緒に進んでいくことが大事、
これで持って荒木選手はプロ野球選手・高松渡を育てると同時に、
社会人・高松渡を育てる覚悟で寄り添っているんだという話を聞いてそれをスポ音でご紹介しました。
それがもう今や開幕1軍を掴み、そして足でチームの勝利に貢献し、敵も恐れる存在になった。
熱いなぁ。
荒木コーチもまずはスペシャリストとして、その後レギュラーを取って名選手になりました。
高松選手にも荒木さんのようになって貰いたいです。
荒木コーチは入団5年目まで5年間でヒット15本ですからね。
いいですか、プロ野球人生の最初5年で1軍で15本しかヒットを打っていない人が、
やがて2000安打を打つんです。
ここにまたロマンを感じるんですよね。
高松選手、おそらく荒木さんも若かりし頃の自分にちょっと重なっている部分もあると思うんですよね。
頑張って欲しいなぁ。
…
若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/04/24/土 12:20-14:00
『若狭敬一のスポ音』
若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/04/24/土 12:20-14:00
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。16時15分までのフル放送です。今日もドラゴンズグッズをプレゼント。神とめーるとパチパチドアラッピーを各1名様にプレゼントします。15時からは戸井康成さん生出演です! #スポ音 pic.twitter.com/HXUy72HpIT
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) April 24, 2021
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お便り「Q.4月22日のDeNA-中日戦。9回表、高松選手の走塁は荒木コーチの現役時代を彷彿とさせる走りで荒木推しの自分は泣きそうになりました。自分が泣きそうになった理由は走りが似ていただけではなく、前に若狭さんがスポ音で話していた、2軍での荒木コーチと高松選手のエピソードを覚えていたからです」
若狭アナ:
嬉しいですねぇ!
いや私も、この話を自分でしたんです、このスポ音で。
あの日は思い出しちゃったですものね、グッと来たなぁ。
なかなか練習に取り組むことができない、肉体的にも精神的にもひ弱な高松選手に、
荒木コーチは毎日毎日、早出の練習を付き合っていたということでした。
野球のことではなく社会生活をちゃんと送れるようにとまで考えていたということです。
そうそう、これはだからもう2年くらい前ですかね。
まだまだ全然、高松選手が1軍にも出ていない、
そして「何だか足の速い細い選手いたなぁ」くらいの認識でしかなかった。
そして2軍のコーチも正直ですね、
「精神的にもムラっ気もあって、結構、痛い、かゆいをすぐ言う選手」というレッテルを貼られるつつありましたから、
「高松は足速いけど、ちょっともうこのままお疲れ様かな…」みたいな空気が流れていたんです。
でも荒木選手はたとえユニフォームを脱ぐ、戦力外通告になったとしても高松渡の人生は長い。
このままでは心身ともに弱いので、
就職するにしてもスーツを着て満員電車に乗って会社に通う、これすらできない可能性があるから、
早出、練習、朝起きる、決まった時間にユニフォームに着替えて来る、
そして1時間、2時間練習をする、言わばこれ仕事です。
仕事をして全体練習に向かう、これを繰り返す。
そしてコーチというのはやっぱり寄り添って選手の気持ちを汲んで、
「ああせい、こうせい」ではなくて一緒に進んでいくことが大事、
これで持って荒木選手はプロ野球選手・高松渡を育てると同時に、
社会人・高松渡を育てる覚悟で寄り添っているんだという話を聞いてそれをスポ音でご紹介しました。
それがもう今や開幕1軍を掴み、そして足でチームの勝利に貢献し、敵も恐れる存在になった。
熱いなぁ。
荒木コーチもまずはスペシャリストとして、その後レギュラーを取って名選手になりました。
高松選手にも荒木さんのようになって貰いたいです。
荒木コーチは入団5年目まで5年間でヒット15本ですからね。
いいですか、プロ野球人生の最初5年で1軍で15本しかヒットを打っていない人が、
やがて2000安打を打つんです。
ここにまたロマンを感じるんですよね。
高松選手、おそらく荒木さんも若かりし頃の自分にちょっと重なっている部分もあると思うんですよね。
頑張って欲しいなぁ。
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若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/04/24/土 12:20-14:00
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今では竜が誇るスピードスターとして1軍の舞台で活躍。本当に頼もしくなってくれました。