■2021.04.01 Full-Count
戦力外の2日後に「日雇い派遣」 年下から指図され実感した“プロ野球選手の終わり”
昨年11月3日に球団事務所に呼ばれ、戦力外を通告された。「もう野球はお腹いっぱい」。現役には未練はないと、問われた報道陣に答えた。それからわずか2日後。引退決断の余韻を感じる間もなく、名古屋市内の派遣会社に登録した。「プロ野球選手をやめた時に、1番やってみたかったのがアルバイトなんです」。決して遊び半分ではない。確固たる理由があった。
「自分が今までいた世界がどれだけ恵まれているか。その世界がもう終わったんだと自分に分からせるためには、まず働いてみることだと思いました」
登録から1週間後、とある工場の荷物整理に向かった。一緒に働くのは、名前も知らない初対面の人たちばかり。年齢が一回り以上も離れた中年男性もいた。現場でリーダー的な役割を担う年下男性から「石川くん! これやって」と指示される。年功序列を順守してきた野球界では考えられなかったが、「わかりました」と頭を下げて応じるほかなかった。
みっちり働いて、日給は1万円にも満たない。「1万円を稼ぐのがどれだけ大変か。本当にいい勉強になりました」。物見遊山ではない、切実な実感がこみ上げる。30歳にして初めてのアルバイト。「本当に、いい勉強になりました」と糧にする。
新たな一歩への心構えを施し、この春から柔道整復師の資格を取得するため専門学校に通う。故障が多かった自らのプロ人生を教訓にしたい。さらに2月には、学生野球の指導者になるために必要な資格を回復。学生の傍ら、週末は指導者として精を出すつもりだ。「野球しかやってこなかったので、まずは今までの経験を生かせることをやっていければと思います」。その晴々とした表情こそ、プロ野球選手の終わりの証明だった。
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中日・石川駿、現役引退へ「野球はお腹いっぱいです」
元中日・石川駿さん、現役引退後初めてInstagramに投稿する
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こういう意識を持っている方ならきっと大丈夫だと思う
頑張ってほしいです
バイトしてみたんだね
知らなかった…けど、駿くんのこの考え方とっても好きだなぁ
自分の立ち位置を自分本位でなく、社会の中で再確認し、自分の進むべき道に臨む
社会に適合出来そうだな
頑張れよ!
友永もウーバーイーツの配達員とかやってたなあ
まだ若いのでこれからの人生の方が長い
やりたいことを見つけてそこで一生懸命頑張って欲しい
石川駿がんばってほしいなぁ
野球しかやってこなかったと言いますが、その経験が一番の糧となり力になると思います
働きながら少年野球の監督をしたり、いつかは高校野球の監督として甲子園を目指したり
野球ひとつだけをとっても夢は大きく広がっていくと思います。素敵な人生で羨ましい限りですよ
いい意識を持たれた方ですね
「元プロ野球選手」という肩書きは素晴らしいスタートラインですよ
この選手すごいな
人間性がとにかくすごい
絶対社会でもう一花咲かせられると思います。頑張ってください
石川駿さんは専門学校に通い新たな道へ。頑張って…!