■2021.02.06 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/02/06/土 12:20-14:00
…
大谷ノブ彦さん:
やっぱりちょっと与田政権3年目に対しまして、
僕の月曜のドラ魂キングに隔週でね、実はCBCの論説の北辻さんが出てくれて、
北辻さんがやっぱり凄く何度も番組の中で「根尾くんの扱い」みたいな、
要するに「根尾というスターをなぜナゴヤドームでスタメンで使わなかったのか」とか、
やっぱり1軍のメンバーは固定しすぎて流動性がなかった。
若狭アナ:
特に去年の終盤、10月中旬から11月上旬にかけては8年ぶりのAクラスもかかっていた。
ただ、他のチームはもう来季2021年を見越して若手をどんどん使っていた。
そんな中でドラゴンズだけはひたすらにAクラスを目指してメンバー固定で戦っていたという背景がありますもんね。
大谷ノブ彦さん:
数字的には本当に千葉ロッテマリーンズに似ているので、
ちょっとロッテと比較したらロッテはやっぱりまずフォアボールの数が圧倒的に多い、
そして盗塁数が多い、そして終盤は藤原を1番に固定して、さらに安田を4番にして、
じゃあ安田は打率も完全に4番にふさわしいかと言ったら.220とかで、
要するに経験を積ませるようなことをやりながら、いわゆる2位に食い込んだというね。
若狭アナ:
そうなんですよ。
素晴らしい、育てながら勝つということを体現したチームですよね。
大谷ノブ彦さん:
「そう考えると同じ数字で中日ドラゴンズというのはどうなんだ」というのが、
やっぱりネガティブな意見では結構うちの番組でもありました。
若狭アナ:
ありますか。
大谷ノブ彦さん:
はい。
これに関して若狭さんの知っていることとか教えてもらいたいなというのがあるんですよ。
今年は変わるの?
若狭アナ:
変わるかも…!
これは村上隆行巡回打撃コーチがこの「スポ音」に来た時に実際に話をしていたんですが、
リスナーからこんな質問が来ました。
「Q.毎試合、毎試合のスタメンというのは誰が決めているのでしょうか?」
この答えは明確でした。
村上隆行コーチ自身がほとんど考えている。
大谷ノブ彦さん:
実はコーチが決めているんですか!?
若狭アナ:
しかも試合が終わった直後にコーチミーティングがあるので、
当然、その試合の反省点などを踏まえて明日のスタメンを書きましょうということで村上コーチがまず書きます。
それを伊東勤ヘッドと摺り合わせます。
そこで伊東ヘッドは何をするかというと、
キャッチャーは次の日の先発ピッチャーとの相性だったり、リード面がありますので、
8番キャッチャーのところは伊東ヘッドの意見もかなり組み込まれます。
大谷ノブ彦さん:
なるほど、面白い!
これってあんまり知られていない?
若狭アナ:
知られていないと思いますね。
私も聞いて初めてで、ちょっと驚きました。
従って感覚で言うと7:3で村上:伊東という2人のコーチが作っているわけですよ。
大谷ノブ彦さん:
ちょっと若狭さん、すみません。
与田監督の意向というのは打順の中にはあまり組み込まれていないんですね?
若狭アナ:
そこなんです。
大谷ノブ彦さん:
えっ!?
若狭アナ:
コーチ会議が終わります。
打順を1番から9番まで書きます。
ここは村上さんと伊東さんの意見を摺り合わせたものを完成させます。
それを監督室に持っていきます、
つまり「明日のオーダー、スタメンはこちらです」と。
ほとんど去年120試合あるうちの118試合は「OK、これで行こう。よく考えてくれた」。
2試合だけ「申し訳ないがここを変えてくれ」。
与田さんがそこで覆したスタメンが去年2試合だけあった。
そのうちの1試合、
「根尾を使ってくれ」。
大谷ノブ彦さん:
えぇぇぇ~~~!?
若狭アナ:
あんなに「保守的で若手を使わない。何でこんなにメンバーを固定するんだ」と物凄く批判を受けていたかも知れない、
あの与田剛さんご本人が実は若手を使うという大英断を下した試合があったんです。
大谷ノブ彦さん:
これ知らない!?
北辻さん聞いていますか!?
北辻さん、与田さんは悪くない!!!(笑)
若狭アナ:
しかも、そこに名前を連ねたのは、
コーチ陣が若手ということで持っていって、
「いやいやベテランで行こうよ勝ちたいから」ではなくて、
「何を言っているんだ根尾だ!」と与田さんが根尾を推した試合があったそうなんですよ。
大谷ノブ彦さん:
根尾がスタメンで出た試合、広島戦とかでありましたよね?
若狭アナ:
DeNA戦でもありましたから、どの試合かは明確ではなかったんですが、
与田さんが根尾ということで覆ったという試合があったそうなんですよ。
従って与田さんは決してですね、若手を使うことに後ろ向きな監督ではないということなんですよね。
大谷ノブ彦さん:
むしろ村上コーチの中でまだ信頼を勝ち得ていなかった?
若狭アナ:
まさにそういうことです。
やっぱり勝利を目指さなきゃいけない中で、
「根尾よりもA選手、B選手、C選手の方が良いんじゃないのかな」、
これはコーチとしては当然と言えば当然だと思うんですよね。
大谷ノブ彦さん:
そうですよね。
若狭アナ:
そこを「根尾で行こう」。
大谷ノブ彦さん:
実は与田さんは何よりも新陳代謝を図りたかった監督なんだ!
すっごい情報!
これどっかで喋ったんですか?
若狭アナ:
喋ってないです(笑)
大谷ノブ彦さん:
(笑)
でもこれは大事なことですよね。
だって与田監督だと思い込まれて、
要するに選手をそういうふうに育てなかった、
育てるというか試合に出さなかったっていうような批判がめちゃくちゃ多かったですから。
若狭アナ:
そうなんですよね。
賛否の「否」の方に対する1つのメッセージではあるんですよね、私からの。
与田監督は決してそうではないぞということなんですよね。
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若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/02/06/土 12:20-14:00
『若狭敬一のスポ音』
若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/02/06/土 12:20-14:00
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。お便りのテーマは「大事なもの」です。ドラゴンズ情報は江田亮アナが担当。15時台のゲストは現役の探偵さん。総合調査事務所ライジングリサーチ代表取締役の新田友紀さんです。そして、柳裕也投手の公約ボードを1名様にプレゼントします! #スポ音 pic.twitter.com/XrFohkdEbn
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) February 6, 2021
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大谷ノブ彦さん:
やっぱりちょっと与田政権3年目に対しまして、
僕の月曜のドラ魂キングに隔週でね、実はCBCの論説の北辻さんが出てくれて、
北辻さんがやっぱり凄く何度も番組の中で「根尾くんの扱い」みたいな、
要するに「根尾というスターをなぜナゴヤドームでスタメンで使わなかったのか」とか、
やっぱり1軍のメンバーは固定しすぎて流動性がなかった。
若狭アナ:
特に去年の終盤、10月中旬から11月上旬にかけては8年ぶりのAクラスもかかっていた。
ただ、他のチームはもう来季2021年を見越して若手をどんどん使っていた。
そんな中でドラゴンズだけはひたすらにAクラスを目指してメンバー固定で戦っていたという背景がありますもんね。
大谷ノブ彦さん:
数字的には本当に千葉ロッテマリーンズに似ているので、
ちょっとロッテと比較したらロッテはやっぱりまずフォアボールの数が圧倒的に多い、
そして盗塁数が多い、そして終盤は藤原を1番に固定して、さらに安田を4番にして、
じゃあ安田は打率も完全に4番にふさわしいかと言ったら.220とかで、
要するに経験を積ませるようなことをやりながら、いわゆる2位に食い込んだというね。
若狭アナ:
そうなんですよ。
素晴らしい、育てながら勝つということを体現したチームですよね。
大谷ノブ彦さん:
「そう考えると同じ数字で中日ドラゴンズというのはどうなんだ」というのが、
やっぱりネガティブな意見では結構うちの番組でもありました。
若狭アナ:
ありますか。
大谷ノブ彦さん:
はい。
これに関して若狭さんの知っていることとか教えてもらいたいなというのがあるんですよ。
今年は変わるの?
若狭アナ:
変わるかも…!
これは村上隆行巡回打撃コーチがこの「スポ音」に来た時に実際に話をしていたんですが、
リスナーからこんな質問が来ました。
「Q.毎試合、毎試合のスタメンというのは誰が決めているのでしょうか?」
この答えは明確でした。
村上隆行コーチ自身がほとんど考えている。
大谷ノブ彦さん:
実はコーチが決めているんですか!?
若狭アナ:
しかも試合が終わった直後にコーチミーティングがあるので、
当然、その試合の反省点などを踏まえて明日のスタメンを書きましょうということで村上コーチがまず書きます。
それを伊東勤ヘッドと摺り合わせます。
そこで伊東ヘッドは何をするかというと、
キャッチャーは次の日の先発ピッチャーとの相性だったり、リード面がありますので、
8番キャッチャーのところは伊東ヘッドの意見もかなり組み込まれます。
大谷ノブ彦さん:
なるほど、面白い!
これってあんまり知られていない?
若狭アナ:
知られていないと思いますね。
私も聞いて初めてで、ちょっと驚きました。
従って感覚で言うと7:3で村上:伊東という2人のコーチが作っているわけですよ。
大谷ノブ彦さん:
ちょっと若狭さん、すみません。
与田監督の意向というのは打順の中にはあまり組み込まれていないんですね?
若狭アナ:
そこなんです。
大谷ノブ彦さん:
えっ!?
若狭アナ:
コーチ会議が終わります。
打順を1番から9番まで書きます。
ここは村上さんと伊東さんの意見を摺り合わせたものを完成させます。
それを監督室に持っていきます、
つまり「明日のオーダー、スタメンはこちらです」と。
ほとんど去年120試合あるうちの118試合は「OK、これで行こう。よく考えてくれた」。
2試合だけ「申し訳ないがここを変えてくれ」。
与田さんがそこで覆したスタメンが去年2試合だけあった。
そのうちの1試合、
「根尾を使ってくれ」。
大谷ノブ彦さん:
えぇぇぇ~~~!?
若狭アナ:
あんなに「保守的で若手を使わない。何でこんなにメンバーを固定するんだ」と物凄く批判を受けていたかも知れない、
あの与田剛さんご本人が実は若手を使うという大英断を下した試合があったんです。
大谷ノブ彦さん:
これ知らない!?
北辻さん聞いていますか!?
北辻さん、与田さんは悪くない!!!(笑)
若狭アナ:
しかも、そこに名前を連ねたのは、
コーチ陣が若手ということで持っていって、
「いやいやベテランで行こうよ勝ちたいから」ではなくて、
「何を言っているんだ根尾だ!」と与田さんが根尾を推した試合があったそうなんですよ。
大谷ノブ彦さん:
根尾がスタメンで出た試合、広島戦とかでありましたよね?
若狭アナ:
DeNA戦でもありましたから、どの試合かは明確ではなかったんですが、
与田さんが根尾ということで覆ったという試合があったそうなんですよ。
従って与田さんは決してですね、若手を使うことに後ろ向きな監督ではないということなんですよね。
大谷ノブ彦さん:
むしろ村上コーチの中でまだ信頼を勝ち得ていなかった?
若狭アナ:
まさにそういうことです。
やっぱり勝利を目指さなきゃいけない中で、
「根尾よりもA選手、B選手、C選手の方が良いんじゃないのかな」、
これはコーチとしては当然と言えば当然だと思うんですよね。
大谷ノブ彦さん:
そうですよね。
若狭アナ:
そこを「根尾で行こう」。
大谷ノブ彦さん:
実は与田さんは何よりも新陳代謝を図りたかった監督なんだ!
すっごい情報!
これどっかで喋ったんですか?
若狭アナ:
喋ってないです(笑)
大谷ノブ彦さん:
(笑)
でもこれは大事なことですよね。
だって与田監督だと思い込まれて、
要するに選手をそういうふうに育てなかった、
育てるというか試合に出さなかったっていうような批判がめちゃくちゃ多かったですから。
若狭アナ:
そうなんですよね。
賛否の「否」の方に対する1つのメッセージではあるんですよね、私からの。
与田監督は決してそうではないぞということなんですよね。
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若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/02/06/土 12:20-14:00
中日・与田監督「根尾はショートで勝負させます! 京田が『これはやばい!』と思う力をつけた選手が来ないとダメなんですよ」
立川志らくさん「監督はどちらかというと、球界の宝・チームの宝をいきなり1軍でどんどん経験を積ませて、負けても負けても使い続けてというタイプではない?」 中日・与田監督「準備が整えばすぐに1軍で使います」
なかなか知ることが出来ない内部のかなり凄い情報です。