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中日・勝野昌慶投手と浅尾拓也コーチの“打撃特訓” 勝野「2年間で色々なプロのピッチャーと対戦しましたが、その時の浅尾さんが1番良いピッチャーでした」

浅尾拓也

■2021.01.16 CBCラジオ

『若狭敬一のスポ音』
中日・勝野昌慶投手と浅尾拓也コーチの“打撃特訓” 勝野「2年間で色々なプロのピッチャーと対戦しましたが、その時の浅尾さんが1番良いピッチャーでした」




若狭アナ:
今日のお便りのテーマは「注目」です。

私が今年注目しているのは中日ドラゴンズ・勝野昌慶投手のバッティングです。

ピッチャーなのにバッティングです。

今年3年目を迎えます、三菱重工名古屋からドラフト3位で入った右ピッチャー。

先日、CBCテレビのサンデードラゴンズにゲスト出演してくれて、

放送後に勝野投手とバッティングの話になったんですね。

勝野投手のバッティングって皆さんどんなイメージありますか?

私、あんまりヒット打った記憶がないなと思っていたら、

本人も、
 
 勝野:
 むちゃくちゃ苦手です。

 去年、やっとプロ初ヒットを打てました。

調べてみると過去2年間で32打席28打数2安打、打率.071、三振20個、

ほとんどバットに当たっていない。

去年のシーズン中、今日のスポ音のゲストの阿波野秀幸ピッチングコーチに呼び出しをくらいまして、

 阿波野コーチ:
 勝野、

 セ・リーグの1年間ローテーションを守ろうとする先発ピッチャーとしては今のバッティング技術は低すぎる。

 もっとバッティングを鍛えようか。


と言われたそうです。

当然、1軍の試合が始まる前に早出特打で振り込むということもしましたが、

 阿波野コーチ:
 残留練習の時にバッティングをもっともっと鍛えてこい。 


残留練習というのは自分の先発登板予定のないビジターのゲーム。

マツダとか東京ドームこういった所に去年は新型コロナウイルスの影響もあって先発ピッチャーは行かなかったんですね。

行かずにナゴヤ球場に残って残留練習をしていた。

この残留練習で振り込んだそうですが、

ここでマンツーマンで練習の手伝いをしてくれたのが浅尾拓也2軍ピッチングコーチだったそうです。

ティーバッティングのトスを上げる、マシン打撃を見守る、

そして浅尾拓也コーチの発案の、

珍しいですね、テニスボールを投げるそうなんですね、浅尾コーチが。

硬式ボールよりも小さいテニスボールを投げて、

それを勝野投手はノックバットで打つ、通常よりも細いバットで打つ。

ミート力を上げる練習を1日最低、浅尾さんは200球投げてくれました。

どれだけマンツーマンで勝野投手の為にやってくれたかということなんですね。

いつもニコニコで「いいよ、いいよ! 今日も練習付き合うよ!」という形で優しい浅尾拓也2軍ピッチングコーチがマンツーマン、

徐々に徐々に残留練習を何日も重ねる中でバッティングの手応えを掴んできたそうなんです。

すると残留練習最終日に浅尾拓也コーチにお願いをしたそうなんです。

 勝野:
 浅尾さん、すみません。

 一度実際に投げてもらえませんか?

 やっぱり1軍で打つためには実際に人が投げた球を打ちたいんです。

 あの、1本ヒットが出た時点で止めますのでお願いします。

 浅尾コーチ:
 いいよ、いいよ。


優しい!

誰もいないナゴヤ球場室内練習場で2人きり、

新旧の背番号「41番」が白球を追いかけるわけです。

マウンドのちょっと前から浅尾拓也投手がセットポジションに入りました。

もう思わず投手と言ってしまいました。

するとニコニコだったいつも優しい笑顔の浅尾拓也コーチの顔から笑顔が消えて完全本気モードになったそうです。

勝野投手もさすがに1打席目からはヒットはなかなか出ないだろうけれども、

3打席、4打席目くらいにはヒットを打って早く終わらせたいな、浅尾さんの為にも。

1球目ストレート、むちゃくちゃ速かったそうです!

2球目スライダー、ストレートと同じ軌道で来てクッと曲がる、空振り。

極めつきはパームボール。

勝野投手、初めて見たそうです。

浅尾さんのパーム、チェンジアップのようにタイミングをズラされる。

でも遅いから打てそうな気がする、振る、

すると…そこにボールがいないんです(笑)

消えるじゃない、いるんだけれども振ったらいなくなるんです。

勝野投手、本人の言葉をご紹介しますと、

 勝野:
 2年間で1軍,2軍で色々なピッチャー、

 プロのピッチャーと対戦しましたが、

 その時の浅尾さんが1番良いピッチャーでした。


浅尾コーチも現役復帰したらいいんじゃないかなと思わず思ってしまいましたけども(笑)

それだけ浅尾コーチは本気モードで対峙してくれたそうなんです。

結局13打席目でやっとヒット性の当たりが出た。

そんなマンツーマン残留特訓があったそうなんですね。

その話を聞いて僕はこう質問したんです。

 若狭アナ:
 結局、勝野投手、

 浅尾さんとのマンツーマンのレッスンのあと、

 何を掴みましたか? 何を学びましたか? どんな感情が芽生えましたか?

 やっぱり自信ですか?


と聞くと、

 勝野:
 う~ん…。

 まぁ自信もありますね。


どうも当たらずも遠からずだったみたいです。

 若狭アナ:
 分かった。

 勝野さん、コツでしょ? 技術でしょ?

 バッティングの技術を掴んだんでしょう?

 
 勝野:
 う~ん…。

 まぁそれもありますね。


またちょっと違っていたみたいです。

 若狭アナ:
 結局、何なんですか? 

 その浅尾コーチとのマンツーマンレッスンで掴んだもの、

 芽生えたものは何なんですか?


と尋ねると、
 
 勝野:
 1番は浅尾さんの為に打とうという気持ちです。

 これだけ僕みたいな選手にマンツーマンで指導してくれた、

 感謝でしかない。

 その感謝を恩返しするためには1軍でヒットを打つしかない。

 当然、自分の為、勝利の為、ファンの為にそれは打つんですけども、

 とにかく浅尾さんの為に打ちたいという一心で僕は1軍の試合に望みました。


そんな勝野投手、

10月21日のナゴヤドーム、中日-DeNA 20回戦、5回裏、この日の第2打席、

プロ通算28打席目で結果が出ました。

このヒットの裏には「浅尾さんの為に打ちたい」という気持ちがあったんですね。

10月21日でした。

ちなみに10月22日、浅尾拓也コーチの誕生日でした。

良い前祝いになったと思います。

今年、勝野投手のバッティングに注目しております!

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勝野投手と浅尾コーチの素敵すぎるエピソードです。

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