■2021.11.05 CBCラジオ
『ドラ魂キング』
…
『中日ドラゴンズ秋季練習レポート』
水分アナ:
中村紀洋コーチは、
中村紀洋コーチ:
ドラゴンズのバッターにはやっぱり始動が遅い選手が多い。
と。
構え遅れといいますかね、
タイミングの取り方が遅い選手が多いと。
中村紀洋コーチ:
それは色々と悪い癖を持っているのでそうなってしまうんで、
その悪癖を取り除くキャンプにしていきたい。
ということを言っていましたけど、これ奥が深かそうで、
確かに中村紀洋コーチが京田選手にバットを体の前でグルグルグルグル旋回させて、
それから構えに入ると、手の力を抜いてから打ちにいくみたいなね、
そういう形でタイミングを取るみたいな、こういう指導もしていましたし、
よく小田選手が中村紀洋選手の真似していましたよね。
バットをくにゃくにゃ手を使って、ベースとかバッターボックスを3箇所くらいコンコンと叩いて(笑)
それから手をぐわっと上げて、ぐにゃぐにゃとさせて、
ああいうところにヒントがあるのかなと思うんですが(笑)
これはぜひサンデードラゴンズとかで取材してください!
どういう技術指導をしているのかというのは我々も知りたいと思うんですよね。
若狭アナ:
そうですね。
やっぱり始動を早くするというのはノリさんは現役からよく言っていて、
パ・リーグ時代にヒットを打って、日本ハム戦でとにかくヒットを打ちたかったと。
落合博満さんがファーストにいる時などに、
近鉄・中村紀洋:
僕のバッティングはどうですか?
と聞いた時に毎回、
日本ハム・落合博満:
おめぇ、まだ遅えよ。
と言われるそうなんですよ。
それだけ始動を早くするというのは物凄く心がけていらっしゃるコーチの1人だと思いますね。
水分アナ:
しかも意識は手を先に動かさないと体が動かないというね、
逆の発想ですよね。
普通、日本のバッターって「下半身しっかり使って回転して打て」とか、
「体重移動をしっかりして打て」とか言うんだけど、
そうすると手が疎かになって、手で打つのに手が出てこないっていうね、
そういう矛盾した状況になるんで、
そのあたりレベルの高い話で、素人にはちょっとまだまだわからない話なんですけどね。
『ドラ魂キング』
16時からは「ドラ魂キング」をお聞きください。お便りのテーマは「申し訳ない」です。「喫茶めがね」が今日からリニューアル。B’zではなく、Mr.Childrenの曲が流れます。17時台後半からは戸井康成さんが登場。ドラゴンズ情報は水分貴雅アナが担当します。お楽しみに! #ドラ魂キング pic.twitter.com/J9x5KCeo7q
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) November 5, 2021
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『中日ドラゴンズ秋季練習レポート』
水分アナ:
中村紀洋コーチは、
中村紀洋コーチ:
ドラゴンズのバッターにはやっぱり始動が遅い選手が多い。
と。
構え遅れといいますかね、
タイミングの取り方が遅い選手が多いと。
中村紀洋コーチ:
それは色々と悪い癖を持っているのでそうなってしまうんで、
その悪癖を取り除くキャンプにしていきたい。
ということを言っていましたけど、これ奥が深かそうで、
確かに中村紀洋コーチが京田選手にバットを体の前でグルグルグルグル旋回させて、
それから構えに入ると、手の力を抜いてから打ちにいくみたいなね、
そういう形でタイミングを取るみたいな、こういう指導もしていましたし、
よく小田選手が中村紀洋選手の真似していましたよね。
バットをくにゃくにゃ手を使って、ベースとかバッターボックスを3箇所くらいコンコンと叩いて(笑)
それから手をぐわっと上げて、ぐにゃぐにゃとさせて、
ああいうところにヒントがあるのかなと思うんですが(笑)
これはぜひサンデードラゴンズとかで取材してください!
どういう技術指導をしているのかというのは我々も知りたいと思うんですよね。
若狭アナ:
そうですね。
やっぱり始動を早くするというのはノリさんは現役からよく言っていて、
パ・リーグ時代にヒットを打って、日本ハム戦でとにかくヒットを打ちたかったと。
落合博満さんがファーストにいる時などに、
近鉄・中村紀洋:
僕のバッティングはどうですか?
と聞いた時に毎回、
日本ハム・落合博満:
おめぇ、まだ遅えよ。
と言われるそうなんですよ。
それだけ始動を早くするというのは物凄く心がけていらっしゃるコーチの1人だと思いますね。
水分アナ:
しかも意識は手を先に動かさないと体が動かないというね、
逆の発想ですよね。
普通、日本のバッターって「下半身しっかり使って回転して打て」とか、
「体重移動をしっかりして打て」とか言うんだけど、
そうすると手が疎かになって、手で打つのに手が出てこないっていうね、
そういう矛盾した状況になるんで、
そのあたりレベルの高い話で、素人にはちょっとまだまだわからない話なんですけどね。
■2013.06.06 SPORTS COMMUNICATIONS
DeNA・中村紀洋、落合博満との対話
二宮: 落合さんが巨人から日本ハムに移籍した時に、バッティングを教わりに行ったそうですね。
中村: はい。試合中、わざとフォアボールで歩いて、ファーストを守っている落合さんに聞きに行きました。「スミマセン。バッティングを教えていただけませんか?」と。「何が聞きたいんだ?」と言われたので、「また、次の打席に来ます」って……。
二宮: そして次の打席もフォアボールを選ぶ(笑)。
中村: 打ってアウトになってもいけないし、ヒットでも二塁打やホームランになったら聞けない。甘い球でも、狙いが外れた振りをして「ウ〜ン」と見送る(笑)。それで、なんとかフォアボールにして、心の中でガッツポーズしながら塁に出るんです。
二宮: 落合さんは何と言っていましたか。
中村: 「どうでしたか? 見ていただけましたか」と尋ねると、一言だけ言われました。「遅い」。
二宮: 遅い?
中村: 何が遅いのかなと考えました。始動なのか、タイミングなのか、ヘッドスピードなのか……。わからなかったので、またフォアボールを選んで聞きました。「自分なりに、いろいろ早くしてみたんですけど、どうですか?」と。
二宮: 落合さんの答えは?
中村:「まだ遅い」。それで終わりでした。答えを教えてくれたのは、落合さんが引退してからですね。解説者として春の日向キャンプに来られて、バッティング練習をしていると、ケージの後ろからまた「まだ遅い」と言われました。その時、「オレは構えに入った時に、90%以上は体重が後ろの軸足に乗っていたぞ」と教えてくれたんです。僕はピッチャーのモーションに合わせて体重移動していたんですが、それでは「遅い」という意味でした。
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中日打者陣にはタイミングの取り方が遅い“悪癖”が…? 中村紀洋コーチ「ドラゴンズのバッターにはやっぱり始動が遅い選手が多い。色々と悪い癖を持っているのでそうなってしまうんで、その悪癖を取り除くキャンプにしていきたい」
中日・中村紀洋コーチ「(2日間で)変わるんですよね、僕が教えると(笑)」 石川昂弥&根尾昂が柵越え連発!?【動画】
始動を早く、中村紀洋コーチのドラゴンズへの指導の原点は落合博満さんの教えかもしれません。