■2021.03.06 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/03/06/土 12:20-14:00
(※冒頭部分)
…
若狭アナ:
今日のお便りのテーマは「目標」です。
先月のキャンプ中、中日ドラゴンズの小笠原慎之介投手にリモートでインタビューをしました。
この模様は、この前のCBCテレビのサンデードラゴンズで放送されました。
(※)
放送された部分とされていない、カットになった部分をここでご紹介します。
最初の質問は普通だったんですよ。
若狭アナ:
小笠原さん、2021年をどんな気持ちで迎えましたか?
想定していた答えは「去年は不本意だったので、今年頑張りたいと思って新しい年を迎えました」くらいかな?
すると、いきなりですよ。
小笠原:
おそらく今年が最後なんで、
悔いのない毎日を過ごそうと、
そういう気持ちで新しい年を迎えました。
若狭アナ:
え!? 今年が最後!?
どういうことですか!?
小笠原:
これまで過去5年間、こんなに色々な人に期待されて、
全然結果残していないので、
今年で6年目なんですけど、
そろそろクビだなと思っています。
まさかまさか、小笠原投手の口から「クビ」という戦力外通告という言葉が出るとは思っていなかったので動揺したんですよね。
言わば彼は今年、自ら野球人生残り1年という“余命1年宣告”をして2021年に臨んでいるんです。
だから1月、まずは大野雄大投手に懇願して「自主トレを一緒にさせて下さい」、
最初は1度断られたそうなんですが、それでも何とか何とかお願いして1月沖縄で一緒に自主トレをした。
そして2月1日キャンプインの日も、
小笠原:
あぁ…2月1日を沖縄で迎えることも、
そしてこの景色を見ることも今年が最後だな…。
と思ってキャンプインしたそうです。
それぐらい危機感を覚えながら毎日を過ごしている。
2月の1ヶ月も去年から取り組んでいる下半身を中心にした新しい投球フォームを磨き、
そしてドミニカで学んだチェンジアップを色々改良して手応えを掴んでいる、本当に毎日毎日充実している。
そんなインタビューをすることができまして、
途中、動揺しましたが僕は「良い話聞けたな」と思って終わろうと思ったんです。
すると私の隣りにいるディレクターがメモを渡してきて、「最後に今シーズンの数字の目標を聞いて下さい」。
これまた作り手サイドの思いとしてはそうなんですよ。
VTRで最後にアスリートが数字の目標を言って終わるのが凄く収まりが良いんですよね。
若狭アナ:
小笠原さん、すみません、
2021年の数字の目標を聞かせて下さい。
すっと出てくると思ったんですよ。
「2桁勝利」とか「防御率2点台で終わる」とか色々な数字ありますからね。
すると、ここでしばらく止まるんですよ。
「えっ!? めちゃくちゃ答えやすい質問のはずだけど…!?」。
小笠原:
う~ん、そうですねぇ…。
今年って143試合の予定ですよね?
若狭アナ:
そうですよ。
小笠原:
だったら「143回」。
なるほど!
「規定投球回の143イニングを投げきる、1年間ローテーションを守る」、こういうことかなと思ったら、
小笠原:
143回の笑顔です、今年の目標。
若狭アナ:
はい?
どういうことですか?(笑)
小笠原:
今年が最後だと思っているので、
毎日毎日、全力で臨んで、
最後、笑顔で眠りにつきたいんです。
自分が投げる試合、投げない試合あると思います。
勝つ試合、負ける試合あると思います。
でも後悔したくない、そんな毎日を過ごしたいので、
シーズンが始まると143回の笑顔です。
「良い目標、聞けたなぁ!」
何かもうジーンとしちゃって、
若狭アナ:
あぁ~!
小笠原さん、ありがとうございました!
と私は終わろうとしたら、
小笠原:
すいません!
若狭さん、最後ちょっと言い忘れました!
クライマックスシリーズと日本シリーズもあります。
何試合を戦うかわからないので、
「143試合+秋に戦った数だけの笑顔」、
これでお願いします。
戦う気持ち、闘志メラメラと小笠原慎之介投手の身体には宿っているんですね。
ゾクゾクしました。
ジーンとした後にゾクゾクしました。
今年の小笠原慎之介投手の目標、素敵だと思います。
…
若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/03/06/土 12:20-14:00
『若狭敬一のスポ音』
若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/03/06/土 12:20-14:00
(※冒頭部分)
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。お便りのテーマは「目標」です。皆さんの目標をお寄せください。14時半頃から今中慎二さんが生出演。ドラゴンズ情報は西村俊仁アナが担当。今日は今中さんのサイン色紙と京田陽太選手の公約ボードを各1名様にプレゼントします! #スポ音 pic.twitter.com/Prxdehm7wm
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) March 6, 2021
…
若狭アナ:
今日のお便りのテーマは「目標」です。
先月のキャンプ中、中日ドラゴンズの小笠原慎之介投手にリモートでインタビューをしました。
この模様は、この前のCBCテレビのサンデードラゴンズで放送されました。
(※)
放送された部分とされていない、カットになった部分をここでご紹介します。
最初の質問は普通だったんですよ。
若狭アナ:
小笠原さん、2021年をどんな気持ちで迎えましたか?
想定していた答えは「去年は不本意だったので、今年頑張りたいと思って新しい年を迎えました」くらいかな?
すると、いきなりですよ。
小笠原:
おそらく今年が最後なんで、
悔いのない毎日を過ごそうと、
そういう気持ちで新しい年を迎えました。
若狭アナ:
え!? 今年が最後!?
どういうことですか!?
小笠原:
これまで過去5年間、こんなに色々な人に期待されて、
全然結果残していないので、
今年で6年目なんですけど、
そろそろクビだなと思っています。
まさかまさか、小笠原投手の口から「クビ」という戦力外通告という言葉が出るとは思っていなかったので動揺したんですよね。
言わば彼は今年、自ら野球人生残り1年という“余命1年宣告”をして2021年に臨んでいるんです。
だから1月、まずは大野雄大投手に懇願して「自主トレを一緒にさせて下さい」、
最初は1度断られたそうなんですが、それでも何とか何とかお願いして1月沖縄で一緒に自主トレをした。
そして2月1日キャンプインの日も、
小笠原:
あぁ…2月1日を沖縄で迎えることも、
そしてこの景色を見ることも今年が最後だな…。
と思ってキャンプインしたそうです。
それぐらい危機感を覚えながら毎日を過ごしている。
2月の1ヶ月も去年から取り組んでいる下半身を中心にした新しい投球フォームを磨き、
そしてドミニカで学んだチェンジアップを色々改良して手応えを掴んでいる、本当に毎日毎日充実している。
そんなインタビューをすることができまして、
途中、動揺しましたが僕は「良い話聞けたな」と思って終わろうと思ったんです。
すると私の隣りにいるディレクターがメモを渡してきて、「最後に今シーズンの数字の目標を聞いて下さい」。
これまた作り手サイドの思いとしてはそうなんですよ。
VTRで最後にアスリートが数字の目標を言って終わるのが凄く収まりが良いんですよね。
若狭アナ:
小笠原さん、すみません、
2021年の数字の目標を聞かせて下さい。
すっと出てくると思ったんですよ。
「2桁勝利」とか「防御率2点台で終わる」とか色々な数字ありますからね。
すると、ここでしばらく止まるんですよ。
「えっ!? めちゃくちゃ答えやすい質問のはずだけど…!?」。
小笠原:
う~ん、そうですねぇ…。
今年って143試合の予定ですよね?
若狭アナ:
そうですよ。
小笠原:
だったら「143回」。
なるほど!
「規定投球回の143イニングを投げきる、1年間ローテーションを守る」、こういうことかなと思ったら、
小笠原:
143回の笑顔です、今年の目標。
若狭アナ:
はい?
どういうことですか?(笑)
小笠原:
今年が最後だと思っているので、
毎日毎日、全力で臨んで、
最後、笑顔で眠りにつきたいんです。
自分が投げる試合、投げない試合あると思います。
勝つ試合、負ける試合あると思います。
でも後悔したくない、そんな毎日を過ごしたいので、
シーズンが始まると143回の笑顔です。
「良い目標、聞けたなぁ!」
何かもうジーンとしちゃって、
若狭アナ:
あぁ~!
小笠原さん、ありがとうございました!
と私は終わろうとしたら、
小笠原:
すいません!
若狭さん、最後ちょっと言い忘れました!
クライマックスシリーズと日本シリーズもあります。
何試合を戦うかわからないので、
「143試合+秋に戦った数だけの笑顔」、
これでお願いします。
戦う気持ち、闘志メラメラと小笠原慎之介投手の身体には宿っているんですね。
ゾクゾクしました。
ジーンとした後にゾクゾクしました。
今年の小笠原慎之介投手の目標、素敵だと思います。
…
若狭敬一のスポ音 | CBCラジオ | 2021/03/06/土 12:20-14:00
中日・小笠原慎之介、ストレートよし!変化球よし! 春季教育リーグで5回無失点の好投を見せる!【投球結果】
中日・大野雄大投手「ゼロから、地べたからやって欲しい」 小笠原慎之介投手「ここでいっしょにやらないと僕の野球人生が終わる」
今年にかける想いは投げている球からも沢山伝わってきます。小笠原投手、頑張って…!