■2024.05.28 RadiChubu-ラジチューブ-
中日OB・平田良介、交流戦を戦う秘訣を伝授
データのまんま来る
平田さんに、交流戦における打者としての心得を尋ねたという若狭。
若狭「話をまとめると、ズバリここです。交流戦を戦う上でのカギ、『データのまんま来る』」
各チーム、対戦相手のデータはスコアラーが用意します。平田さんによれば、その裏をかこうとせず、データ通りの対策をすべきとのこと。
またリーグ戦については「トーナメントの短期決戦に近い感覚」ということです。
では「パ・リーグのピッチャーはどんな配球が多いのか?」との質問には「速球ストレートが多い」との答え。
続けて「だからバッターとして裏をかく必要はありません。速いストレートを仕留めるかどうかがカギになります」と語ったそうです。
やっぱ、まんま来るんかい
具体的な例を挙げた平田さん。
試合前のミーティングで「このピッチャーはストレートでカウントを取りに来るので、ストレートが狙い目」とのレクチャーがあったそうです。
そして打席に立つと2球目まではボール球のストレート。そして3球目にボール。
平田さんは、流石にストライクが欲しい3球でストレートは来ないだろうと思い、変化球を狙おうとしていると、来たのはど真ん中。しかも速球のストレートだったそうです。
「なんでそれを初球から投げないんだ?」と思ったほど、パ・リーグの投手は速球のストレートが多いそうで、それはデータ通りだったそうです。
速いストレート対策
交流戦の際、平田さんは速いストレートを仕留めるためにコンパクトにバットを振るようにしていたそうです。
さらに150キロを超えるストレートは普段通りのスイングだと力負けするので、ポイントを前にして引っ張るように打ち返したそうです。
コンパクトに引っ張る。これがパ・リーグ投手の速いストレートの攻略法だとか。
ただポイントを前にするとリスクもあるそうです。
縦に割れるスライダー、フォークボール、とんでもないワンバウンドする球も振ってしまい、不細工な空振りも増えるだそうです。
平田さんはこう振り返ったそうです。
「不細工な空振りもたくさんありました。そんなワンバン、なんで振ってるの?って。でも、速い真っ直ぐをコンパクトに引っ張る意識で捉えた打球も多かったです」
記事全文を読む
平田良介さんが提案するも発売されなかった“選手プロデュースメニュー”が?「僕がどうしても出したかったのに出されへんかったんが…」
平田良介さん、「最初にバッティングフォームを真似した」選手を明かす
平田良介さんが明かしました。