■2024.04.03 中日スポーツ
■2024.04.03 中日スポーツ
背番号は独立L恩師の「00」…同点呼び込んだ中日・尾田の“失敗の成功” 育成3位ルーキーは退路を断った
昨秋のドラフトで、中日は支配下6人、育成4人を指名したが、開幕戦のベンチに入ったのは尾田だけだった。大阪観光大からBCL栃木を経由しての育成3位。失礼ながら日の当たる道は歩いていない。担当の正津英志スカウトに、指名の舞台裏を聞いた。
「春先までは正直、ん?という選手でした。脚力があるのはわかっていたけどスタートが切れなかったし、打つのも当てにいく感じで。それが夏過ぎに急激に伸びてきたんです」
飛躍の理由は元プロの指導がある。栃木の監督は元巨人の寺内崇幸。選手としても元ソフトバンクなどの川崎宗則(現選手兼テクニカルアドバイザー)がいた。近年のドラフトで独立リーグの選手の指名が増えているのは、こうした環境面に負うところが大きい。
打撃は川崎、盗塁技術は寺内監督に教わり、尾田はスカウトの目に留まった。指名の大きなポイントとなったのは、BCL選抜の一員として出場した昨年9月15日の巨人戦(ジャイアンツ)と25~28日のソフトバンク戦(タマスタ筑後)。リーグ戦で打率2割9分2厘、32盗塁と打ち、走った尾田の可能性にGOサインが出た。
飛び出しからつながった同点劇。反省はあるが、止まるくらいなら突っ走れ!竜のスピードスターが支配下登録で勝ち取った新背番号は、恩師の寺内監督の現役時代と同じ00である。
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中日・立浪和義監督、育成ドラフト3位・尾田剛樹の支配下登録の理由を明かす
中日・細川成也、後藤駿太、木下拓哉、尾田剛樹で食事へ
正津スカウトが明かしました。