■2024.03.06 中日スポーツ
ガードなしで肘に連続死球…逆転劇生んだ中日・ディカーソンの粘り「やりますね」同じく“着けない派”のOBとは#中日ドラゴンズ #ドラゴンズ #dragons#ディカーソンhttps://t.co/29ZxMZl5Pd pic.twitter.com/aM4HCjFRf6
— 中日スポーツ (@chuspo) March 6, 2024
■2024.03.06 中日スポーツ
ガードなしで肘に連続死球…逆転劇生んだ中日・ディカーソンの粘り「やりますね」同じく“着けない派”のOBとは
試合後のディカーソンは右肘付近を氷で冷やしていた。そうだろう。5回にも曽谷から死球を受けていた。しかも、「同じところにね。でも、大丈夫だ。問題ない」と笑っていた。
避けないことよりも驚いたのは、彼がエルボーガードを着けていないことだ。大多数の選手が肘やすねをがっちりガードして投手と立ち向かっているのに、彼は生身なのだ。
「着けたときの感覚が好きじゃないんだ。だから、(アメリカだと)ヒットバイピッチ(死球)から10試合くらいはつけることがあったくらい」
生身で150キロの球にも恐れず踏み込むのは、さぞ勇気がいることだろう。いつの間にか日本では常識になったエルボーガード。それを最後まで着けずに名球会員になった人に話を聞いた。
「オープン戦とかで当たったら、それ以上ケガをしないように着けたことはありますけど、公式戦ではなかったですね。理由は簡単です。着けたときの感覚が嫌だったからです」
通算2045安打の荒木雅博さんは生身で立ち向かった。「そもそも、僕がプロに入った頃はあんな物なかったですよ。絶対に打者が有利になる道具ですよね」。内角攻めの効果が弱くなるからだ。痛みを取るか、感覚を優先するか。大多数は当たりたくないと防具を着ける。少数派の仲間がいたと聞いて、荒木さんは「2回も同じとこに当たったんでしょ? ディカーソン、やりますね」と笑っていた。
2回にはオープン戦13打席目で初安打。「詰まったけど、ヒットが出てよかった」と喜んだ。死球から始まった逆転劇。つなぎと粘りは、ドラゴンズが目指すべき攻撃でもある。
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