■2024.02.21 中日スポーツ
シート打撃初登板まで約500球“全て直球” 中日・涌井のキャンプブルペン論「一周回って低めの時代来る」#中日ドラゴンズ #ドラゴンズ #dragons#涌井秀章 #春季キャンプhttps://t.co/WnDGm9E2NG pic.twitter.com/FSw6R4J9NX
— 中日スポーツ (@chuspo) February 21, 2024
■2024.02.21 中日スポーツ
シート打撃初登板まで約500球“全て直球” 中日・涌井のキャンプブルペン論「一周回って低めの時代来る」
「真っすぐを投げるのが(投手にとって)一番しんどいことなんですよ。それが一番身につく。しんどい思いをしたら、忘れないんです」
通算159勝右腕の言葉に、僕は耳を傾けた。今では誰もやらなくなったが、昭和はもちろん、つい10年ほど前までは「まずストレート。変化球はその後」の方が常識だった。つまり、ある意味では古くさいやり方をかたくなに貫いているとも言える。もちろん、若手は実戦登板で結果を求められる。「涌井さんとは立場が違う」と思うかもしれないが、彼に言わせれば「ルーキーのころからそうだった」。目先の結果より追い求めていたものがあるからだ。
「野村(克也)さんの格言じゃないですけど『困ったらアウトロー』。カウントを取りたい時に、いつでもそこに投げられるようにしておきたい。変化球はいつでも投げられるし、変化球は曲がったかどうかより、打者の反応を見ないと(いいか悪いか)わからないじゃないですか」
しかし、近年の流れは「まずストレート」どころかブルペンに入る回数、時間が大幅に減っている。もはやノースローが当たり前で、投げ込みは死語となりつつある。
「(そういう風潮に)思うことはありますよ。確かに時代は速く、強く。首脳陣が求めるのも130キロより150キロ。勢いがあれば、1イニングなら使えます。だから(投げるより)トレーニング。でもケガは増えると思う。だって先発は試合で100球投げれば、50球は真っすぐなんです。それを全力で投げるためにはブルペンで(倍の)100球は投げないと。僕は(いつか)一周回って低めの時代が来ると思っています」
古くさく見える物が、再び新しくなる。実に聞き応えのあるキャンプブルペン論だった。
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中日・涌井秀章のストレートがキレッキレ【動画】
中日・涌井秀章投手、古巣の楽天・則本昂大投手から登板予定がないことを聞いて「え?10連投するんじゃないの?」
涌井投手が語りました。