福留孝介さん、1回5失点の中日・仲地礼亜について…

■2024.02.10 中日スポーツ

【福留孝介】中日・仲地礼亜、1イニング5失点でも「悲観することはない」名球会打者が感じ取った2年目の進化


　本紙評論家の福留孝介さんが、キャンプ序盤から成長したと感じていたのが2年目の仲地礼亜投手だった。この日は沖縄電力との初の実戦で1イニングを5安打、5失点。結果は散々だったが「悲観することはない」と言った。

　「ブルペンでは昨年までと比べものにならないほど、強い球を投げています。力んで、引っかく球が目立ったけど、課題が出るのは当たり前。逆に150キロが出ても、社会人が相手でも打たれることがわかって良かったじゃないですか」

　福留さんが感じた「強さ」とは「つかまえたと思った球が、ファウルになったり、ほんの少し差し込まれたりする」ことだと言う。「仲地は怖さのイメージじゃない。ストライクはいつでも取れる。だから強さが加わればプラスになる。そういう投手は、打者は嫌ですもん」。名球会打者が感じ取った仲地の進化。この先、目指すべき投手の具体名も口にした。

　「コントロールが良く、強さもある投手。目指すのは川上憲伸さんじゃないでしょうか」。黄金期を支えた大エースに、どこまで迫れるか。仲地の次回登板に注目だ。

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