■2024.02.09 (FRIDAY) – Yahoo!ニュース
【直撃インタビュー】中日ドラゴンズ・中田翔が激白「さらば、 栄光のジャイアンツ!」
「ジャイアンツを出ることを考え始めたのは、シーズンが終わってから。チームに不満があるとかやなくて、『試合に出たいな』と、純粋にそう思っただけ。そんななか、阿部慎之助新監督(44)の『一塁は岡本和真(27)で固定する』という発言をLINEニュースかなんかで知って、『だったら、仕方ないな。何らかの決断を下さないといけないな』と思った」
最大のネックは家族だった。
子供が4人おり、しかも最年長の長女がまだ小学生とみんな幼い。住環境を変えることに逡巡(しゅんじゅん)していたのだ。
「長女は『どうするんだろう』って気にしてたと思うよ。転校するかもしれないわけだから。それでも、『どこに行ってもついていくよ』って妻子は言ってくれた。それが自分的には大きかった」
’21年のシーズン途中に日本ハムから移籍してきて、3シーズンで巨人を去ることになった。栄光のジャイアンツは、中田の目にどう映ったのか。
「いい思い出は――とくにないな(笑)。やっぱりあれかな、長嶋茂雄さん(87・終身名誉監督)に打撃指導していただいたことかな。ジェスチャーを交えながら、『バットはこう出しなさい』『短く持つのもいい』と。オーラあったわ~。あと、思っていたより大きくてビックリした。巨人にいたからこそ……いや、巨人にいても、なかなかない経験やからね」
ツラかった思い出はスラスラ出てきた。「昨季の後半戦はずっとキツかったわ」と中田は苦笑いした。
「代打は難しい。初球からいく勇気も必要やし、敢えて見逃すことも必要。変化球にヤマを張るケースもある。データを頭に入れて、相手投手の映像を見て、5回以降はベンチ裏に行って……俺、代打は別のスポーツと考えてるから。ベンチで試合を見ながら、『頭から試合に出たいな』って毎日、思ってたね……。試合前日にスタメンが発表されるんやけど、ベンチスタートになることについての説明やフォローはない。俺やからじゃなくて、ジャイアンツはそういうこと、しないんやないかな。ただ、元木大介さん(52・作戦兼内野守備コーチ)とか、亀井善行さん(41・打撃コーチ)は一緒になって考えてくれた。とくに元木さんは『お前、今日も出てねぇのか!?』って、笑いに変えてくれた。『逆になんでですか?』って聞いたら『俺に聞かれてもわからん!』と言うとったけどね(笑)」
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中田翔選手が語ります。