中日ドラフト2位・津田啓史、横浜高校での練習初日に感じたことが…

■2023.12.18 中日スポーツ

「2人で一流の選手に」DeNA1位度会とメッセージ交わした中日2位津田 自らを高めてくれる仲間とさらに大きく


　「こんなやつらと一緒にやるのかよ…」。親元を離れて赴いた横浜高での練習初日。津田はあまりのレベルの高さに驚いた。目の前で自分以外の同い年が柵越えを連発していた。その中にはDeNAにドラフト1位指名される度会や、巨人育成・木下らがいた。

　常に誰かの背中を追いかける野球人生を歩んできた。最初は家族の転勤に伴い転校した小学5年。転校先で所属した中島サンダースではソフトバンク育成・桑原秀侍がエース、4番、主将に君臨していた。一方の津田は卒業まで2桁背番号。「小学6年で150センチくらい。小さかったんです」。中学で所属した熊本中央ボーイズでも1年生の間はスタンド応援組。同2年で一気に20センチ伸び、チームの中心選手になったが「ずっと桑原の陰に隠れてました」

　横浜高でも後続からのスタート。それでも持ち前の脚力と強肩を生かした守備が評価され、1年秋から正遊撃手の座をつかむ。2年春のセンバツでは甲子園の土を踏み、少しずつ“プロ”の二文字を意識し始めたころ、未曽有の事態が世界中を襲った。

　2020年、新型コロナウイルスがまん延し、あらゆる活動が自粛となった。夏の甲子園も中止に。高校の寮閉鎖に伴い、帰省中の熊本で津田は残念な知らせを聞いた。神奈川県独自大会は、直前に右足首を捻挫。チームも8強で敗れた。度会や木下らがプロ志望届を出す中で「アピールもできていないし、自信もなかった」と社会人野球の道に進んだ。

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横浜高校入学当初から…津田啓史と度会隆輝「一緒にプロに行こうぜ」

中日・米村明シニアディレクターが「現状で言えば度会選手よりも総合的に上かなと」「まだまだ伸びしろがあり、トリプルスリーを狙える可能性、スーパースターになれる可能性も秘めています」と語る社会人ドラフト候補が…？

レベルの高さに驚く初日だったようです。

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