■2023.10.07 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
若狭アナ:
柳投手と涌井投手と話す機会がありまして、
柳:
実は今日、福田さんが引退するんで、
試合前の打撃練習、
僕、投げたいんですよね。
って柳投手が言った。
横浜高校の後輩です。
先輩を送りたい、その最後の日に打撃練習を試合前に何球か投げたい。
すると先輩の涌井投手、
涌井投手と福田選手というのは3年生の涌井投手、そして福田選手は1年生、
3年・1年の仲で、
共に野球をした仲なんですよね。
涌井:
福田に投げようか、俺も。
ということで、
涌井投手と柳投手は試合前、福田選手にバッティング練習で、
本当に最後の、はなむけのというか、
「お疲れさまでした」という思いを込めてバッティングピッチャーを買って出ようとしたそうです。
結果ですね、あとあと話を聞くと投げていないんですよ。
なぜかと言うと福田選手は、
福田コーチ:
めちゃくちゃ嬉しいです。
涌井さん、ありがとうございます。
柳、ありがとう。
試合前のフリーバッティング、
今日が本当に最後の、中日ドラゴンズ選手として、プロ野球選手として最後の試合に、
そんな横浜高校の後輩、先輩からボールを投げてくれるのは嬉しい。
本当に嬉しい。
が、しかしバッティング練習中に投げてくれる裏方さんの球と、
あなた達、プロの1軍の球というのは違うんだよね。
どんなに柳が軽く投げようが、涌井さんが真ん中に投げてくれようがやっぱり違うんですよ。
お気持ちだけ受け取ります。
今日はバッティングピッチャーのみなさんのボールを打ちます。
ということで福田さんが断っているんですよ。
これはこれで福田さんなり、
福田選手に聞いていないので分かりませんが、
裏方さんへのリスペクトもしつつ、
そして裏方さんの試合前に投げる球は、これはこれで、裏方だけどもプロなんですよ。
打撃投手というプロに投げる球を最後に打ちたい。
そして現役選手へのリスペクトもあるんです。
あなた達はいくら軽く投げようが、いや、とんでもない世界で投げているんですよと。
それは打っても3割の世界で投げている人達のボールというのは試合前にそんなに打てない。
福田コーチ:
最後は気持ち良く打ちたい。
ということで断ったそうです。
これまた、「気持ち良く打ちたい」という表現だったそうなんですよ。
福田:
いやいや、柳、お前の球なんか打てないよ。
最後に気持ちよく打ちたいから、
気持ちだけ受け取っておくね
ということなんだけども、
ひょっとしたらですよ、
最後の最後の1打席、本番で彼はスタメンでした。
最後はショートフライでした。
あの最後の最後に万全な状態で臨みたい。
いつもと一緒、今日は特別な日なんだけども、
いつもと一緒のルーティンで、いつもと一緒の感じで、あの右バッターボックス入りたいという、
これまた福田選手の最後の最後までプロとして1打席、
多くのファンが見に来ている、家族が見に来ている、
その1打席にかけたい思いというのが、
なんか色々と相まって、なんか僕は凄く素敵だなと思いました。
先輩を送りたい、最後は打撃投手をしたいという柳投手の思い、
そして涌井投手も後輩の最後の日にバッティングピッチャーを買って出たいという思い、
そしてその思いを十分に受け取りつつ、
裏方さんへのリスペクト、
そして最後の打席はいつもと同じ感じで臨みたいとい福田選手の思い、
そして「あなた達1軍のピッチャーの軽く投げる球なんて本人が思うより凄いんだぞ」という現役選手のリスペクト、
なんか色々なものが絡まったエピソードでした。
そんなことが実はありました。
『若狭敬一のスポ音』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。今日はバスケットボールB1所属のファイティングイーグルス名古屋の観戦チケットをプレゼント!10月21日(土)と22日(日)のアルバルク東京戦を各5組10名様へ。FAX、メール、Twitterでご応募ください。必ずどちらの日程か書いてお送りください! #スポ音 pic.twitter.com/OjS6FZ1pVR
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) October 7, 2023
ゲストは谷元圭介さんでした!聞き逃した方はradikoタイムフリーで!
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) October 7, 2023
プレゼント当選者
谷元圭介さんサイン色紙
三国志さん
野球狂のジジイさん
ミミとチー様 pic.twitter.com/NuyDzMQQjk
…
若狭アナ:
柳投手と涌井投手と話す機会がありまして、
柳:
実は今日、福田さんが引退するんで、
試合前の打撃練習、
僕、投げたいんですよね。
って柳投手が言った。
横浜高校の後輩です。
先輩を送りたい、その最後の日に打撃練習を試合前に何球か投げたい。
すると先輩の涌井投手、
涌井投手と福田選手というのは3年生の涌井投手、そして福田選手は1年生、
3年・1年の仲で、
共に野球をした仲なんですよね。
涌井:
福田に投げようか、俺も。
ということで、
涌井投手と柳投手は試合前、福田選手にバッティング練習で、
本当に最後の、はなむけのというか、
「お疲れさまでした」という思いを込めてバッティングピッチャーを買って出ようとしたそうです。
結果ですね、あとあと話を聞くと投げていないんですよ。
なぜかと言うと福田選手は、
福田コーチ:
めちゃくちゃ嬉しいです。
涌井さん、ありがとうございます。
柳、ありがとう。
試合前のフリーバッティング、
今日が本当に最後の、中日ドラゴンズ選手として、プロ野球選手として最後の試合に、
そんな横浜高校の後輩、先輩からボールを投げてくれるのは嬉しい。
本当に嬉しい。
が、しかしバッティング練習中に投げてくれる裏方さんの球と、
あなた達、プロの1軍の球というのは違うんだよね。
どんなに柳が軽く投げようが、涌井さんが真ん中に投げてくれようがやっぱり違うんですよ。
お気持ちだけ受け取ります。
今日はバッティングピッチャーのみなさんのボールを打ちます。
ということで福田さんが断っているんですよ。
これはこれで福田さんなり、
福田選手に聞いていないので分かりませんが、
裏方さんへのリスペクトもしつつ、
そして裏方さんの試合前に投げる球は、これはこれで、裏方だけどもプロなんですよ。
打撃投手というプロに投げる球を最後に打ちたい。
そして現役選手へのリスペクトもあるんです。
あなた達はいくら軽く投げようが、いや、とんでもない世界で投げているんですよと。
それは打っても3割の世界で投げている人達のボールというのは試合前にそんなに打てない。
福田コーチ:
最後は気持ち良く打ちたい。
ということで断ったそうです。
これまた、「気持ち良く打ちたい」という表現だったそうなんですよ。
福田:
いやいや、柳、お前の球なんか打てないよ。
最後に気持ちよく打ちたいから、
気持ちだけ受け取っておくね
ということなんだけども、
ひょっとしたらですよ、
最後の最後の1打席、本番で彼はスタメンでした。
最後はショートフライでした。
あの最後の最後に万全な状態で臨みたい。
いつもと一緒、今日は特別な日なんだけども、
いつもと一緒のルーティンで、いつもと一緒の感じで、あの右バッターボックス入りたいという、
これまた福田選手の最後の最後までプロとして1打席、
多くのファンが見に来ている、家族が見に来ている、
その1打席にかけたい思いというのが、
なんか色々と相まって、なんか僕は凄く素敵だなと思いました。
先輩を送りたい、最後は打撃投手をしたいという柳投手の思い、
そして涌井投手も後輩の最後の日にバッティングピッチャーを買って出たいという思い、
そしてその思いを十分に受け取りつつ、
裏方さんへのリスペクト、
そして最後の打席はいつもと同じ感じで臨みたいとい福田選手の思い、
そして「あなた達1軍のピッチャーの軽く投げる球なんて本人が思うより凄いんだぞ」という現役選手のリスペクト、
なんか色々なものが絡まったエピソードでした。
そんなことが実はありました。
当時の中日・岩瀬仁紀投手「福ちゃん、そのカウントはなかなかストレートは来ないから」 → それでも中日・福田永将選手は…?
中日・立浪和義監督に最初は「いけるとこまで」と言われていた福田永将コーチが引退試合を1打席で終えた理由は…
いつもと同じ流れで引退試合に臨んだようです。