■2023.09.24 東スポWeb
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中村紀洋が落合博満監督から唯一ほめられた試合 クルーンから決勝3ラン【平成球界裏面史】
「落合さんがすごかったんやろなあ。ホンマにグラウンドでは野球のことだけ。それが当たり前なのかもしれんけど、それを徹底していた。当たり前のことを当たり前にやる。それができない人間はいらないという組織やったな」
中村に求められたのは全打席での本塁打でもなく、スーパープレーでもない。プロなら可能な再現性の高い野球を要求された。犠打、進塁打など作戦上、必要なプレーの成功率を限りなく100パーセント近づける野球だった。
「当たり前のプレーをミスなく成功させると、勝ち負けに関係なく野球のリズムが良くなる。負けていても、いずれ流れが来る。落合さんは経験則からthis ballで動くプレーを1発で決めると得点率が上がることを知っていたんでしょうね。強いチームは一発で決める。点が入らなかったとしても次に活(い)きてくる」
無駄な四球やサインミス。士気を下げるプレーに対し、落合監督は毅然(きぜん)と対処した。現有戦力から適材適書を見極め、持ち駒を最大限に生かす野球。「俺が選んだ選手たちなんだから、できて当たり前なんだよ」という姿勢で堂々と構えていた。
中村は「ホームランを打ってもハイタッチにも参加せんもんな。プロやなと思った」と畏敬の念を抱いた。ただ2008年、10月4日の巨人戦(東京ドーム)の九回、中村がクルーンからバックスクリーンに決勝3ランを放った時だけは違った。打席に入る前、ウエイティングサークルに落合監督が歩み寄り「普通にやれ。普通にやったら打てるから。いつもどおりセンターから右に向かって打て」と打球方向だけを指示された。
いつものように落合監督はハイタッチには参加しなかった。それでも中村がダッグアウトに戻る際、指揮官に視線を向けるとニヤッと表情を崩す姿を目撃した。2人にしかわからない暗黙の空気。「褒められたことが一度もない」というが、唯一褒められたとすればこの瞬間がそうだったと思っている。
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中日・中村紀洋コーチ「月だと思うんですが?」
2016年当時の中日・落合博満GM「何だ、コーチか?」 辻発彦コーチ「監督です」 落合博満GM「監督か、じゃあ行ってこい!」
落合博満さんがニヤっとしていたようです。