守護神の緊急降板、巨人の左打者が続く打順に対して中日・齋藤綱記と藤嶋健人の二択となり…

■2023.09.17 中日スポーツ

困った時こそ頼りに…中日投手陣の“緊急事態”で飛び出す男・藤嶋 49試合投げ28試合連続無失点の貢献度


　先発だろうがクローザーだろうが、緊急と名がつけばブルペンから飛び出してくるのはこの男と決まっている。9回2死。マルティネスが臀部（でんぶ）の張りを訴え、ベンチに下がる。緊急かつ非常事態。丸、代打で準備していた秋広、門脇、梶谷と左打者が続くが、斎藤との二択で立浪監督が選んだのは右の藤嶋だった。スプリットと真っすぐで丸を追い込み、最後は浮き上がる145キロ。空振り三振で試合を締めた。

　「ツーアウトですが1点差なので、ホームランで追いつかれてしまう。それが頭にあったので、緊張しました」

　2020年11月11日の広島戦（マツダ）以来、2つめのセーブ。一度は手渡したウイニングボールを高橋宏と譲り合いになっていたが、最後は巨人戦初勝利の後輩に強引に押しつけた。

　「その時（初セーブ）のことは覚えていますよ。ライデル（の状態）が少し心配ですが、抑えられて本当に良かった」

　チームとブルペンのピンチを見事に救った投球に藤嶋は胸をなで下ろし、虎の子の1点を守り切っての勝利に、立浪監督もたたえた。

　「ホームランもある丸選手だったので、よく三振で仕留めてくれた」

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中京テレビ「藤嶋投手クイズ　きのうの笑顔とは一転、きょうは『萎えた〜』と言いながらグラウンドに登場　なにに萎えてしまったのでしょうか！？」

緊急事態を救い続ける藤嶋投手です。

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