■2023.09.02 Full-Count
“幻”になったノーノー…好投が報われない右腕の悲劇 セイバー目線で選ぶ8月のセMVP https://t.co/HEppDNHcid#npb #FullCount10th
— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) September 1, 2023
■2023.09.02 Full-Count
“幻”になったノーノー…好投が報われない右腕の悲劇 セイバー目線で選ぶ8月のセMVP
中日・柳は幻のノーノー…打線の援護なく快挙はならず
投手評価には、平均的な投手に比べてどれだけ失点を防いだかを示す指標RSAAを用いる。
・柳裕也(中日)RSAA6.64、登板4、イニング27回1/3、防御率1.65、WHIP0.88、奪三振率6.91、QS75%、HQS率75%
・トレバー・バウアー(DeNA)RSAA5.55、登板6、イニング43、防御率1.67、WHIP1.00、奪三振率7.33、QS83%、HQS率67%
・フォスター・グリフィン(巨人)RSAA4.80、登板3、イニング20、防御率0.90、WHIP0.80、奪三振率7.65、QS100%、HQS率67%
・高橋宏斗(中日)RSAA4.69、登板4、イニング27、防御率1.33、WHIP0.93、奪三振率7.67、QS100%、HQS率75%
・島内颯太郎(広島)RSAA3.97、登板13、イニング13、防御率1.38、WHIP1.08、奪三振率11.77、11ホールド
上記のランキングに掲載されていないチームのRSAA上位の投手は以下の通り。
・西勇輝(阪神)RSAA2.02、登板2、イニング12回2/3、防御率1.42、WHIP0.87、奪三振率5.68、QS50%、HQS率50%
・小川泰弘(ヤクルト)RSAA2.01、登板4、イニング27回2/3、防御率2.28、WHIP1.05、奪三振率5.20、QS100%、HQS率50%
目立ったのはバウアーだろう。6試合に先発と、近年のNPBでは稀有な登板数だ。しかも5試合が屋外球場で、そのうち4試合で7イニング以上を投げた。猛暑の影響で各球団が投手のやりくりに苦難した中、イニングイーターとして大きく貢献した。
最も貢献度が高かった投手は柳だ。4登板中3登板でHQSを記録。8月13日の広島戦では打者30人に許した出塁は四球2、死球1、失策の2のみ。延長にもつれ込み“幻”となったが、9回を投げて無安打無失点の快投を見せた。
20日のヤクルト戦では8回を無四死球、被安打5、ソロ本塁打による1失点で完投した。しかし2試合とも味方の援護が0で勝ち星には恵まれなかった。苦戦が続くチームの中でローテーション投手としての役割を果たし続けている柳をセ・リーグ月間MVP投手部門に推薦する。
鳥越規央 プロフィール
統計学者/江戸川大学客員教授
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「7回1点,2点で抑えたから俺は自分の仕事をしたって思うな。先発したんだったら完投をして、それがお前(先発)の立ち位置だよ」 中日・柳裕也投手、あのノーヒットピッチングの試合前に見ていたものが…
中日・宇佐見真吾「フェリス来日初勝利 柳さん今日もナイピでした!すみません」
柳投手の貢献度が高かったようですねぇ。