■2020.06.15 中日スポーツ
キャリアハイは防御率0.87…今や“絶滅危惧”の『左殺し』中日・小林広報 同じ背番号見守る愛と優しさ
浜田達に続き、僕がオンラインで取材したのは小林広報。浜田達と同じ69番を背負い、同じサイドハンドのリリーバーだった。
「僕はワンポイントとして、左さえ抑えればと思っていたんです。右の外国人との対戦もありましたが、とにかく長打だけは打たれないように投げていました」
小林さんのキャリアハイはリーグ連覇した2011年だ。58試合に投げ、5勝0敗18ホールド。防御率0・87も驚異だが、左打者の被打率9分2厘(76打数7安打)はすさまじい。この年ですら右打者には12打数と少ないながら3安打を打たれている。ただ、左右合わせて106人の打者と対戦し、本塁打は1本も打たれなかった。例え苦手でも最悪は回避する。それがベンチの信頼につながったのだ。
小林さんのような左殺しは絶滅が危惧されている。大リーグでは「最低打者3人もしくはイニングが終わるまで」ルールが決定。日本でも今オフに導入の可否を検討する。「左だけ」では生きづらい時代になってきた。
「浜田は完封したことがある投手。けがをして投げられない苦しみも知っているだけにがんばってほしいですよね」
広報担当として浜田達の歩んできた道を見守ってきた小林さんの言葉には、愛と優しさがある。開幕1軍とはいかないかもしれないが、1軍もベンチ入りも増枠される今季は大チャンス。右をかわす細心の投球を身に付け、ナゴヤドームに帰ってくる日が楽しみだ。
記事全文を読む
プロ野球ファン2000人に調査 『ワンポイントリリーフ禁止ルール』に賛成?反対?
“阿部キラー”の小林正人さん、ワンポイント禁止にNO「当然やめてほしい。ワンポイントの存在が僕に生きる道を与えてくれた」
フォロワーさんの反応 / ネットの反応
左打者絶対抑えるマンが欲しい
中日の黄金期はセットアッパーの高橋聡、浅尾、守護神の岩瀬が注目を集めたけど、左右のワンポイントの小林正、鈴木義のサイドスロー2人が良い仕事をしていたと思う
コバマサ→ハマタツ
受け継がれる意思
結果が出せなくて諦める人もいるけどそこから這い上がって結果を出した小林正人は尊敬するに値する選手だったと思う
濱田も諦めなければもしかしたら戦力になるかもしれない。後は自分次第
1人一殺といってもプレッシャーは半端ない
右-左-右と続く中で左のところで出てきて確実に抑えなければいけないんだから
四球なんか出して変われば、何しに出てきたんだっていう雰囲気に球場がなる
それを乗り切っての防御率0.87はエグいわ
巨人の阿部は小林の顔を見たくないと言わせるほどのキラーだった
浜田にヤクルト村上に顔を見たくないと言わせるほどの投手になってほしい
左殺しもプロの中での生きる道
ワンポイントが無ければ小林も長く現役生活を送れなかったかもしれない
ワンポイントがあることによって語られる選手も居るし、語られる勝負もある
濱田の左サイドに小林の姿を見たような気がした
小林、ドラファンには懐かしいね
浜田も充分一軍の戦力になれるよ。頑張れ
開幕直前での1軍合流は間違いなく期待の現れ。信頼を勝ち取り1軍で再び輝きを…!