■2020.03.08 中日スポーツ
「何で中日はあんな選手をくれたんや…」楽天・野村元監督の“鉄平開発秘話” 移籍1年目で3割打てたワケ
2005年の秋だったと思う。楽天の次期監督就任が決まった野村克也さんから、電話がかかってきた。ある選手の特徴を知りたいと言う。「俊足と巧打。監督が好きなタイプだと思います」。聞かれたのだから仕方ない。素人なりに答えた。次に会ったのは交流戦のとき。僕の顔を見るなり、野村監督はぼやきもせずにこう言った。
「なんで中日はあんな選手をくれたんや…」。その選手が楽天の鉄平打撃コーチだった。監督と同じ06年に移籍。すぐに試合で使っていた。
「今の僕があるのは、見いだしてくれたからです。(移籍)1年目に僕は9打席連続三振したんです。20打席以上ノーヒットもあった。でも、変わらず使ってもらえたから3割打てました。選手って、使ってもらえなければ何もできない。すごく我慢してくださったと思います」
記事全文を読む
■土谷鉄平
中日ドラゴンズ (2001 – 2005)
東北楽天ゴールデンイーグルス (2006 – 2013)
オリックス・バファローズ (2014 – 2015)
︙
2004 *50試合 打率.185
2005 **2試合 打率.- – -(ファーム打率.336)
<金銭トレード>
鉄平「これはあとから聞いた話なのですが、当時監督だった落合さんが『今の中日では出る場所がないが、ほかのチームだったらあるんじゃないか』と言って、トレードが決まったそうなんです。そこまで考えてくれていたことがうれしいですよね」
2006 103試合 打率.303
2007 135試合 打率.254
2008 125試合 打率.270
2009 132試合 打率.327(首位打者)
2010 127試合 打率.318
︙
中日ドラゴンズ (2001 – 2005)
東北楽天ゴールデンイーグルス (2006 – 2013)
オリックス・バファローズ (2014 – 2015)
︙
2004 *50試合 打率.185
2005 **2試合 打率.- – -(ファーム打率.336)
<金銭トレード>
鉄平「これはあとから聞いた話なのですが、当時監督だった落合さんが『今の中日では出る場所がないが、ほかのチームだったらあるんじゃないか』と言って、トレードが決まったそうなんです。そこまで考えてくれていたことがうれしいですよね」
2006 103試合 打率.303
2007 135試合 打率.254
2008 125試合 打率.270
2009 132試合 打率.327(首位打者)
2010 127試合 打率.318
︙
フォロワーさんの反応 / ネットの反応
モヤとよく似た状況だったような
球団黄金期で戦力は充実してたからな…
井上(英智) アレックス 福留の層は厚くてレギュラーは厳しかったから、新球団なら出場機会があるからという温情ですね
中日だったら出てくるのはもっと遅く実働期間が短くなっていたと思う
個人的にはかなり不本意な放出だったなぁ
福留・アレックスはともかく、あと一枠が不定だったし、二軍で無双してたんだから、もう少し使ってほしかった
とはいえ土谷には移籍で結果的に良かった
2004年は非凡な面見せてけど中日に居るより楽天の方が活躍出来るとの親心だったね
(記憶が確かなら怪我人続出して定期的に鉄平返してが起きてたような)
現役ドラフトもこんなエピソードが生まれる感じになって欲しいんだがね
落合がノムさんなら育ててくれると
非力な監督には渡さなかったと思うよ。鉄平のために
中日はこういうことあるよね
過去にも外国人2枠時代にブライアントを近鉄に譲ったし、自分のところで余ってる選手は別のリーグに金銭トレード
当時の楽天はわりと中日から移籍して活躍した選手が多かったような
それだけ中日の選手層が厚かったんだよなぁ
結果移籍1年目から活躍したし、本人にとっては大きな転機になったね
モヤ選手が似たような形で昨年トレードされました。鉄平選手のように大活躍してほしいですねぇ…!