■2022.06.04 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
若狭アナ:
サンデードラゴンズのこの前放送、
さあには明日の放送でも触れるんですが、
根尾昂選手について私見を述べていきたいと思います。
これは5月29日(日)、この前のCBCテレビ、サンデードラゴンズの立浪監督のインタビュー、
ならびに6月2日、今週ですね、木曜日です。
中日vs.楽天3回戦のあとの記者囲みでの発言などを元にした、
表に出ている立浪監督の言葉を整理し、
そこから分かること、そしてそこからあくまで推察されることというのを喋っていきたいなと。
サンドラのインタビューでこう答えています。
根尾選手については、
立浪監督:
自分としては彼の一番良い能力をなんとか引き出して、
1軍に定着させてあげないといけないなと思っています。
とにかく彼の能力を引き出してあげないといけません。
もちろん、どっちつかずにならないようには考えています。
と。
そして新聞にも載っておりました。
試合後のコメント、
立浪監督:
色々なことを言われますが、
中にいる自分しか分からないことも沢山ある。
今年は色々とやりながら、彼が一番力の出せるところを選択したい。
みなさんが心配しなくても僕が一番見ている。
と。
これらの発言から分かることを私なりに5つまとめました。
ほぼ、これはもう国語の問題です。
この言葉から分かること、5つ。
1. 立浪監督は根尾選手について今は何が一番高い能力なのかを見極めている。
2. 見極め期間は今年である。
ただ、この今年というのはシーズン終了までなのか、
シーズンが終わってオフを含めた2022年12月末なのかは分かりません。
ただ、「今年」という表現をしております。
3. 「選択」という表現や「どっちつかずにならないように」という表現から、能力を見極めた結果、取り組む分野は1つに絞る。つまり二刀流、三刀流はない。
4. 1つの分野でそれを伸ばし、1軍定着を目指す。
5. 見極めるのは立浪監督である。
したがって根尾選手の未来というのはショートか、外野のレギュラー、そしてピッチャーという三択なんだと思います。
三択ですから、この中から1つを選ぶということなんだと思います。
現状です、現状、どういう評価をしているか、
これは見極めた結果ではなくて現状の評価です。
ショート、立浪監督はサンドラのインタビューで、
立浪監督:
ショートは守れれば使おうと思っているが、
正直、守備はまだまだです。
と。
外野の評価、
立浪監督:
外野の守備は素晴らしいものを持っています。
打てれば使うと、本人にも伝えてあります。
と。
これらから、ショートとしては守備が、
外野としては打撃がもう少しという評価です。
事実ですね、勝利最優先の1軍の公式戦ではショートでは三ツ俣選手が使われていたり、
あるいは石川昂弥選手がいた時には高橋周平選手が使われていたりしました。
そして外野は岡林選手や鵜飼選手、
そして大島選手は今、スタメンではありませんがやはり大島選手を使うことも多かったですし、
アリエル・マルティネス選手などが使われているのでショート、外野としての現状の評価としてはスタメンに名を連ねるのがちょっと厳しいという評価です。
これが野手4年目の根尾選手の評価なんですね。
一方、1年目である「投手・根尾選手」の評価は、
立浪監督:
今はストレートとスライダー、
プロのバッターは狙っていれば150km/hでも打つ。
でもストライクを取れるところ、
フォアボールを簡単に出さないところは凄い。
他の球種もあります。
という表現をしました。
実際にオリックス戦ではフォークボールも投げているんですよね。
我々も高校時代の映像などがYouTubeなどでも残っていますので見ると、
カットボールだったりツーシームだったりチェンジアップだったり、彼は色々と器用に投げてはいるんですよね。
したがって4年目の野手、根尾選手というのは現状、控えに甘んじていると。
1年目の投手、根尾選手というのはこれからが楽しみである、という評価なんですよね。
果たして今後、どうなるのか、こういったことをまとめると、
本人がなりたい姿となれる姿は異なることがある。
そして素人が見たい姿とプロが見極めた姿が一致しないことがある。
これを凄い感じました。
したがってま、立浪監督含め、首脳陣というのは根尾昂選手、才能あふれるこの選手の一番高い能力を見極め、
それを伸ばし、1軍の戦力とせよ、という超難問に取り組んでいるということなんですね。
これは立浪監督もそうですし、コーチもそうですし、
なんと言っても根尾選手本人がこの超難問、彼は才能溢れる選手ですから、
どの能力が高いのか、これを見極めて、それを伸ばして、やがては1軍の戦力になる。
ショートでは色々ライバルがいますよ、
京田選手が2軍にいます、土田選手だっています、ルーキー星野選手だっています、堂上選手も黙っちゃいない。
その他にも三ツ俣選手、溝脇選手、高橋周平選手、沢山いますが、
結局、ショートのポジション1個しかありませんので、とにかくナンバーワンに中日内でなるかどうか。
外野に関しては3つポジションがあります。
色々な選手がいますよ、選手名鑑めくってください。
沢山、ドラゴンズに外野の選手がいますが、ベスト3に入らないと1軍のレギュラーではない。
そしてピッチャーでいくと先発ならば6枚、
今年に限っては沢山いますけども、
大野雄大投手、柳投手、小笠原慎之介投手に続く4枚目の投手、
4枚目、5枚目、6枚目に根尾選手がやがて入るのかもしれないし、
リリーフではだいたい毎日、ベンチに8人くらい入っています。
だから色々なリリーフピッチャーいるけども、そのベスト8に入るかどうか、
先発ならベスト6に入るかどうか、
これじゃないと根尾選手、
これだけ才能溢れる選手ですから1軍の戦力として生かされないことなんですよね。
我々の正解というのは、
その必死で今、取り組んでいる監督や選手を見守ることではないでしょうか。
『若狭敬一のスポ音』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。今日は高橋周平選手のサイン入り昇竜ユニホームを1名様にプレゼント。ただし、去年モデルです。FAX、メール、Twitterでご応募ください。Twitterはこのアカウントをフォローし、 #スポ音 を付けてプレゼント希望と呟いてください。 pic.twitter.com/QdXOt9GXfQ
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) June 4, 2022
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若狭アナ:
サンデードラゴンズのこの前放送、
さあには明日の放送でも触れるんですが、
根尾昂選手について私見を述べていきたいと思います。
これは5月29日(日)、この前のCBCテレビ、サンデードラゴンズの立浪監督のインタビュー、
ならびに6月2日、今週ですね、木曜日です。
中日vs.楽天3回戦のあとの記者囲みでの発言などを元にした、
表に出ている立浪監督の言葉を整理し、
そこから分かること、そしてそこからあくまで推察されることというのを喋っていきたいなと。
サンドラのインタビューでこう答えています。
根尾選手については、
立浪監督:
自分としては彼の一番良い能力をなんとか引き出して、
1軍に定着させてあげないといけないなと思っています。
とにかく彼の能力を引き出してあげないといけません。
もちろん、どっちつかずにならないようには考えています。
と。
そして新聞にも載っておりました。
試合後のコメント、
立浪監督:
色々なことを言われますが、
中にいる自分しか分からないことも沢山ある。
今年は色々とやりながら、彼が一番力の出せるところを選択したい。
みなさんが心配しなくても僕が一番見ている。
と。
これらの発言から分かることを私なりに5つまとめました。
ほぼ、これはもう国語の問題です。
この言葉から分かること、5つ。
1. 立浪監督は根尾選手について今は何が一番高い能力なのかを見極めている。
2. 見極め期間は今年である。
ただ、この今年というのはシーズン終了までなのか、
シーズンが終わってオフを含めた2022年12月末なのかは分かりません。
ただ、「今年」という表現をしております。
3. 「選択」という表現や「どっちつかずにならないように」という表現から、能力を見極めた結果、取り組む分野は1つに絞る。つまり二刀流、三刀流はない。
4. 1つの分野でそれを伸ばし、1軍定着を目指す。
5. 見極めるのは立浪監督である。
したがって根尾選手の未来というのはショートか、外野のレギュラー、そしてピッチャーという三択なんだと思います。
三択ですから、この中から1つを選ぶということなんだと思います。
現状です、現状、どういう評価をしているか、
これは見極めた結果ではなくて現状の評価です。
ショート、立浪監督はサンドラのインタビューで、
立浪監督:
ショートは守れれば使おうと思っているが、
正直、守備はまだまだです。
と。
外野の評価、
立浪監督:
外野の守備は素晴らしいものを持っています。
打てれば使うと、本人にも伝えてあります。
と。
これらから、ショートとしては守備が、
外野としては打撃がもう少しという評価です。
事実ですね、勝利最優先の1軍の公式戦ではショートでは三ツ俣選手が使われていたり、
あるいは石川昂弥選手がいた時には高橋周平選手が使われていたりしました。
そして外野は岡林選手や鵜飼選手、
そして大島選手は今、スタメンではありませんがやはり大島選手を使うことも多かったですし、
アリエル・マルティネス選手などが使われているのでショート、外野としての現状の評価としてはスタメンに名を連ねるのがちょっと厳しいという評価です。
これが野手4年目の根尾選手の評価なんですね。
一方、1年目である「投手・根尾選手」の評価は、
立浪監督:
今はストレートとスライダー、
プロのバッターは狙っていれば150km/hでも打つ。
でもストライクを取れるところ、
フォアボールを簡単に出さないところは凄い。
他の球種もあります。
という表現をしました。
実際にオリックス戦ではフォークボールも投げているんですよね。
我々も高校時代の映像などがYouTubeなどでも残っていますので見ると、
カットボールだったりツーシームだったりチェンジアップだったり、彼は色々と器用に投げてはいるんですよね。
したがって4年目の野手、根尾選手というのは現状、控えに甘んじていると。
1年目の投手、根尾選手というのはこれからが楽しみである、という評価なんですよね。
果たして今後、どうなるのか、こういったことをまとめると、
本人がなりたい姿となれる姿は異なることがある。
そして素人が見たい姿とプロが見極めた姿が一致しないことがある。
これを凄い感じました。
したがってま、立浪監督含め、首脳陣というのは根尾昂選手、才能あふれるこの選手の一番高い能力を見極め、
それを伸ばし、1軍の戦力とせよ、という超難問に取り組んでいるということなんですね。
これは立浪監督もそうですし、コーチもそうですし、
なんと言っても根尾選手本人がこの超難問、彼は才能溢れる選手ですから、
どの能力が高いのか、これを見極めて、それを伸ばして、やがては1軍の戦力になる。
ショートでは色々ライバルがいますよ、
京田選手が2軍にいます、土田選手だっています、ルーキー星野選手だっています、堂上選手も黙っちゃいない。
その他にも三ツ俣選手、溝脇選手、高橋周平選手、沢山いますが、
結局、ショートのポジション1個しかありませんので、とにかくナンバーワンに中日内でなるかどうか。
外野に関しては3つポジションがあります。
色々な選手がいますよ、選手名鑑めくってください。
沢山、ドラゴンズに外野の選手がいますが、ベスト3に入らないと1軍のレギュラーではない。
そしてピッチャーでいくと先発ならば6枚、
今年に限っては沢山いますけども、
大野雄大投手、柳投手、小笠原慎之介投手に続く4枚目の投手、
4枚目、5枚目、6枚目に根尾選手がやがて入るのかもしれないし、
リリーフではだいたい毎日、ベンチに8人くらい入っています。
だから色々なリリーフピッチャーいるけども、そのベスト8に入るかどうか、
先発ならベスト6に入るかどうか、
これじゃないと根尾選手、
これだけ才能溢れる選手ですから1軍の戦力として生かされないことなんですよね。
我々の正解というのは、
その必死で今、取り組んでいる監督や選手を見守ることではないでしょうか。
試合後、報道陣から中日・根尾昂選手について問われた立浪和義監督が語る「心配しなくても…」
中日・立浪和義監督が語った…「根尾投手なら先発」 サンデードラゴンズで放送へ
ショート、外野、そして投手なら先発。見極めの1年になる可能性もありそうです。