■2022.04.02 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
『山田久志の栄光に近道なし – 新生 立浪ドラゴンズについて(特に若手について)』
若狭アナ:
石川昂弥はどうですか?
山田:
石川ね、使いたい選手だけども、
「もう少し思い切って振りなさい!」だね。
若狭アナ:
(笑)
山田:
空振りOKだねぇ。
若狭アナ:
鵜飼の思い切りの良さが、まだ石川昂弥には見られない?
山田:
石川はね、私が見ている石川はね、
「意外と器用だな」と思っている。
若狭アナ:
あっ、ほ~!
山田:
バットコントロールを持っている。
若狭アナ:
結構、それこそライトに上手く軽打するようなシーンもありますし。
山田:
あれが邪魔になるよ。
若狭アナ:
あっ、そうですか。
山田:
いずれドラゴンズの4番を張らなくちゃいけない選手でしょ?
若狭アナ:
はい、はい。
山田:
ということは少々、
今、7番,6番? その辺を任されたわけでしょ。
三振OKよ。
若狭アナ:
何なら極端に、
全打席ホームラン狙うくらいでも?
山田:
ホームラン狙うというより長打をね。
鵜飼の話じゃないけど最後までやっぱり強いスイングをするという、
ちょっと、やっぱり最後追い込まれたら、こうね。
若狭アナ:
あります、あります。
あれまた上手いんですよね(笑)
山田:
そう。
だから器用なのよ。
あれが邪魔するのよ。
若狭アナ:
森田監督、前監督、
これは東邦高校で石川昂弥を見てきた前監督に、
私、1度取材をさせて頂いた時に、
PL学園時代の清原くんに似ている、
身のこなしだとか、バットをしならせて軽く振っているようで遠くへ飛ばす、
右投げ右打ち、上背も清原くんに似ている部分があるぞというような話を聞いたんですが、
山田さんはそれこそバリバリの清原和博さんが、
西武に入ってきた時に実際に対戦されております。
山田:
新人ね。
若狭アナ:
新人、いきなり30発打ちましたから!
山田:
18歳で入ってきた。
若狭アナ:
その器用さみたいなものも清原さんにはあったのか、
いやいや、豪快に振っていたのか、
当時の清原さんというのは山田さん、どう記憶されているんですか?
山田:
清原はね、器用じゃなかったよ。
清原が高校から入ってきて、
すぐレギュラーを獲って、その西武ライオンズで入って、
おそらく自分が求められているものをあの18歳で理解していたと思う。
若狭アナ:
…!(笑)
山田:
だから自分はどういうバッターにいずれなっていかなくちゃいけないんだということを、
自分の中で、チームの中での期待と自分の中での、それをよく理解して、
だから器用じゃないよ。
空振りも多いし、デッドボールも多いし。
若狭アナ:
はぁ~!
コツコツ、ヒットを積み重ねていることがよしとはされない、
僕にはホームランをやっぱり期待されているんだと?
山田:
だから清原が入ってきた時には、
バーンと振ったらライトのほうへやっぱり大きいのがよく飛んでいたもんね。
どちらかといったら、あまり引っ張るのは得意なほうじゃないという。
若狭アナ:
あっ、そういう印象だった?
山田:
そうそうそう。
だからホームランはどちらかというとセンター中心にしてね、
ポール際には行かないのよ。
何なら私らが見たら、
「あっ、これはホームランバッターになる」と直感みたいなものがあるわけ。
若狭アナ:
ああ、そうですか?
山田:
やっぱり左中間とか右中間に10代とかで、二十歳そこそこでね、
そりゃーあそこにホームランを打ち込むなんてそうはないからね。
若狭アナ:
ポール際に消えるホームランだと、まぁまぁまぁという感じはあるけれども、
要するに出会い頭とは失礼ですけども、
タイミングあってポール際に伸びるというのは理解できるけど、
右中間に、左中間に放り込むのはやっぱり将来が素晴らしいぞと?
山田:
そう。
それは持って生まれた飛距離を出せる選手の特徴だね。
今までのホームランバッター見たら、みんなそうですよ。
若狭アナ:
山田さん、
最初、清原さんがプロに入ってきた時は、
「俺は阪急のエースだぞ、高校上がりの若造がぁ?」くらいな気持ちでいっていたんですか?
山田:
マスコミがね、
マスコミが騒ぎ立てるのよ(笑)
若狭アナ:
騒ぐだろうなぁ(笑)
山田:
それで清原自身が「山田さんのシンカーを打ってみたい」とか「ホームラン打ちたい」とかね。
若狭アナ:
そういうことを言っちゃう?
山田:
「誰それの、村田さんのフォークボールを打ちたい」とかね。
そういうのを平気で挑戦状みたいなのを(笑)
そういうふうに彼にしたらそういうパ・リーグのエースクラスを打ちたいと気持ち、それは重々分かるんだけど、
こっちはそういうわけにはいかない。
「分かった、分かった、じゃあ最初は3球で勝負したるよ」とか言ってね(笑)
若狭アナ:
山田さんも、それを記者に言って、
それが活字になって。
山田:
盛り上がるという。
若狭アナ:
清原さんもそんなにふんぞり返って記者に言ったわけじゃなくて、
記者も「山田さんのシンカー打ちたいですか?」、「はい」、
この「はい」がシンカー打ちたいというふうになっていたんでしょうね?
山田:
そうそうそう。
若狭アナ:
あ~、煽ったんだ!(笑)
山田:
だから当時を振り返れば、やっぱり存在感は既に持っていたんでね。
だから石川にはそこが欲しいのよ。
若狭アナ:
そうか。
あ~、なんか凄くストンと落ちました!
その存在感、器用じゃないところも含めて、
もっと石川昂弥には、そういう清原さんぽいところも欲しいかなという?
山田:
ただ、もし私が石川のそばにいて、
「石川にアドバイスを送ってください」と言われたら、
三振して帰って、ため息じゃなくて、
「おおお!」というね、
それが貰えるような選手を目指しなさいと。
若狭アナ:
かぁ~!
三振して凄いスイングしたなと、
ため息じゃなく、むしろ納得、拍手?
山田:
そうそうそう。
そのくらいの選手になっていきなさいって。
目指しなさい、なれるかどうかは別としてね、
目指しなさいって、
そういうドラゴンズの中では数少ない選手の1人ではあるから、
小さくまとまったらダメ、今は。
若狭アナ:
三振して、拍手が送られるような選手になりなさいという、
山田さんのアドバイスがありました。
今日もスタメンに名を連ねるでしょう。
どんなプレーを見せてくれるのか、
ぜひ球場で、そしてラジオで楽しんでいただきたいと思います!
『若狭敬一のスポ音』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。今日は大野雄大投手のサイン色紙を1名様にプレゼント。FAX、メール、Twitterでご応募ください。Twitterはこのアカウントをフォローし、 #スポ音 と付けてプレゼント希望と呟いてください。「山田久志の栄光に近道なし」は立浪ドラゴンズについてです! pic.twitter.com/HCktWq0mCe
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) April 2, 2022
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『山田久志の栄光に近道なし – 新生 立浪ドラゴンズについて(特に若手について)』
若狭アナ:
石川昂弥はどうですか?
山田:
石川ね、使いたい選手だけども、
「もう少し思い切って振りなさい!」だね。
若狭アナ:
(笑)
山田:
空振りOKだねぇ。
若狭アナ:
鵜飼の思い切りの良さが、まだ石川昂弥には見られない?
山田:
石川はね、私が見ている石川はね、
「意外と器用だな」と思っている。
若狭アナ:
あっ、ほ~!
山田:
バットコントロールを持っている。
若狭アナ:
結構、それこそライトに上手く軽打するようなシーンもありますし。
山田:
あれが邪魔になるよ。
若狭アナ:
あっ、そうですか。
山田:
いずれドラゴンズの4番を張らなくちゃいけない選手でしょ?
若狭アナ:
はい、はい。
山田:
ということは少々、
今、7番,6番? その辺を任されたわけでしょ。
三振OKよ。
若狭アナ:
何なら極端に、
全打席ホームラン狙うくらいでも?
山田:
ホームラン狙うというより長打をね。
鵜飼の話じゃないけど最後までやっぱり強いスイングをするという、
ちょっと、やっぱり最後追い込まれたら、こうね。
若狭アナ:
あります、あります。
あれまた上手いんですよね(笑)
山田:
そう。
だから器用なのよ。
あれが邪魔するのよ。
若狭アナ:
森田監督、前監督、
これは東邦高校で石川昂弥を見てきた前監督に、
私、1度取材をさせて頂いた時に、
PL学園時代の清原くんに似ている、
身のこなしだとか、バットをしならせて軽く振っているようで遠くへ飛ばす、
右投げ右打ち、上背も清原くんに似ている部分があるぞというような話を聞いたんですが、
山田さんはそれこそバリバリの清原和博さんが、
西武に入ってきた時に実際に対戦されております。
山田:
新人ね。
若狭アナ:
新人、いきなり30発打ちましたから!
山田:
18歳で入ってきた。
若狭アナ:
その器用さみたいなものも清原さんにはあったのか、
いやいや、豪快に振っていたのか、
当時の清原さんというのは山田さん、どう記憶されているんですか?
山田:
清原はね、器用じゃなかったよ。
清原が高校から入ってきて、
すぐレギュラーを獲って、その西武ライオンズで入って、
おそらく自分が求められているものをあの18歳で理解していたと思う。
若狭アナ:
…!(笑)
山田:
だから自分はどういうバッターにいずれなっていかなくちゃいけないんだということを、
自分の中で、チームの中での期待と自分の中での、それをよく理解して、
だから器用じゃないよ。
空振りも多いし、デッドボールも多いし。
若狭アナ:
はぁ~!
コツコツ、ヒットを積み重ねていることがよしとはされない、
僕にはホームランをやっぱり期待されているんだと?
山田:
だから清原が入ってきた時には、
バーンと振ったらライトのほうへやっぱり大きいのがよく飛んでいたもんね。
どちらかといったら、あまり引っ張るのは得意なほうじゃないという。
若狭アナ:
あっ、そういう印象だった?
山田:
そうそうそう。
だからホームランはどちらかというとセンター中心にしてね、
ポール際には行かないのよ。
何なら私らが見たら、
「あっ、これはホームランバッターになる」と直感みたいなものがあるわけ。
若狭アナ:
ああ、そうですか?
山田:
やっぱり左中間とか右中間に10代とかで、二十歳そこそこでね、
そりゃーあそこにホームランを打ち込むなんてそうはないからね。
若狭アナ:
ポール際に消えるホームランだと、まぁまぁまぁという感じはあるけれども、
要するに出会い頭とは失礼ですけども、
タイミングあってポール際に伸びるというのは理解できるけど、
右中間に、左中間に放り込むのはやっぱり将来が素晴らしいぞと?
山田:
そう。
それは持って生まれた飛距離を出せる選手の特徴だね。
今までのホームランバッター見たら、みんなそうですよ。
若狭アナ:
山田さん、
最初、清原さんがプロに入ってきた時は、
「俺は阪急のエースだぞ、高校上がりの若造がぁ?」くらいな気持ちでいっていたんですか?
山田:
マスコミがね、
マスコミが騒ぎ立てるのよ(笑)
若狭アナ:
騒ぐだろうなぁ(笑)
山田:
それで清原自身が「山田さんのシンカーを打ってみたい」とか「ホームラン打ちたい」とかね。
若狭アナ:
そういうことを言っちゃう?
山田:
「誰それの、村田さんのフォークボールを打ちたい」とかね。
そういうのを平気で挑戦状みたいなのを(笑)
そういうふうに彼にしたらそういうパ・リーグのエースクラスを打ちたいと気持ち、それは重々分かるんだけど、
こっちはそういうわけにはいかない。
「分かった、分かった、じゃあ最初は3球で勝負したるよ」とか言ってね(笑)
若狭アナ:
山田さんも、それを記者に言って、
それが活字になって。
山田:
盛り上がるという。
若狭アナ:
清原さんもそんなにふんぞり返って記者に言ったわけじゃなくて、
記者も「山田さんのシンカー打ちたいですか?」、「はい」、
この「はい」がシンカー打ちたいというふうになっていたんでしょうね?
山田:
そうそうそう。
若狭アナ:
あ~、煽ったんだ!(笑)
山田:
だから当時を振り返れば、やっぱり存在感は既に持っていたんでね。
だから石川にはそこが欲しいのよ。
若狭アナ:
そうか。
あ~、なんか凄くストンと落ちました!
その存在感、器用じゃないところも含めて、
もっと石川昂弥には、そういう清原さんぽいところも欲しいかなという?
山田:
ただ、もし私が石川のそばにいて、
「石川にアドバイスを送ってください」と言われたら、
三振して帰って、ため息じゃなくて、
「おおお!」というね、
それが貰えるような選手を目指しなさいと。
若狭アナ:
かぁ~!
三振して凄いスイングしたなと、
ため息じゃなく、むしろ納得、拍手?
山田:
そうそうそう。
そのくらいの選手になっていきなさいって。
目指しなさい、なれるかどうかは別としてね、
目指しなさいって、
そういうドラゴンズの中では数少ない選手の1人ではあるから、
小さくまとまったらダメ、今は。
若狭アナ:
三振して、拍手が送られるような選手になりなさいという、
山田さんのアドバイスがありました。
今日もスタメンに名を連ねるでしょう。
どんなプレーを見せてくれるのか、
ぜひ球場で、そしてラジオで楽しんでいただきたいと思います!
石橋貴明さん「『いつか野球BANに出たい』って(笑) 石川昂弥くんがレギュラーを獲ってタイトルを獲ってくるまで、俺やっているかな、年齢的に(笑) だから清さん、早く教えて、育てて!」 清原和博さん「想像以上に素材は凄く良かったですよ」
中日・立浪和義監督が石川昂弥に送ってきた“アドバイス”「普通はボール球を振ると怒る監督が多いと思いますけど…」
清原和博さんはむしろ器用ではなかたようですねぇ。